Sep4週/週後半、台風12号が西日本に接近 Sep5・Oct1週/天気は周期的に変化
●9月4週(9/21~9/27)の天候予測とMDポイント
週後半、台風12号が西日本に接近
日本の南にある熱帯低気圧が暖かい海水の影響で発達しながらゆっくり北上する。この熱帯低気圧は21日(月)12時に台風12号となった。週後半にかけて西日本に接近あるいは上陸する可能性が高まってきている。
現段階では台風のままか、温帯低気圧になるかは不透明だ。しかし、いずれにしても秋雨前線を刺激する形となる。これが日本海に抜けた後、日本付近は移動性高気圧に覆われる。
一時的に秋雨前線が南下して活動を弱めているため、週前半は晴れ間の見られるところが多い。週半ば以降は、台風12号の北上に伴い秋雨前線も北上して活発化し、西日本を中心に雨脚が強まる。台風から離れた地域でも大雨に発展する可能性がある。
週末は大部分のところで晴天が戻る。
気温は西日本で平年並みか低めとなる。東日本~北日本では平年並みか高めだが、秋雨前線が北上する過程で北寄りの風が強まる日があり、その時は低めとなる。一方、台風が日本海に抜けた直後は日本上空が熱帯の空気に覆われるため高めになる。一時的に蒸し暑さが復活する。
東日本~西日本(九州は比較的影響が小さめと思われる)では、台風12号の影響を考え、防災用品展開をしていきたい。例年台風シーズンは10月半ば頃までなので、今回の台風が、今年最初で最後の上陸台風になる可能性もある。防災用品も販売期間としてはそろそろピークを迎える。
台風接近直前は気温が低く涼しいくらいの陽気で、日本海方面に抜けた直後は蒸し暑い陽気となる。気温の寒暖差が非常に大きくなるので、売場で提案するメニューにも配慮が必要だ。
●9月5週/10月1週(9/28~10/4)の天候予測とMDポイント
天気は周期的に変化
日本付近を低気圧、高気圧(移動性高気圧)が交互に通過するパターンとなる。期間中、日本の南を熱帯低気圧あるいは台風が進む可能性があるが、規模やコースは不透明だ。
全般には晴れる日が多いものの、週に2回程度の頻度で周期的に天気が崩れる。
気温は平年並か高めとなる。目立って強い寒気の南下は、現時点で予想されていない。
気温予想的にはまだ高めの日が多いが、「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、夏のような暑さを感じることはめっきり少なくなる。すなわち、朝晩の気温は20℃(北海道などでは10℃)を下回る日が多くなり、日中も気温は25℃(北海道などでは15℃)に届かない日がみられるようになる。
秋の味覚系メニューへ関心が高まる温度帯になる。典型例はおでんだが、それ以外にもフライ、天ぷらなどの揚げ物、中華惣菜、煮物、野菜スープなども喜ばれる。
上記の目安温度を参考にして、売場強化のタイミングを見極めていただきたい。
<By 常盤勝美>