Oct2週/週後半は台風12号の影響を受ける Oct3週/天気は周期的に変化
●10月2週(10/5~10/11)の天候予測とMDポイント
週後半は台風12号の影響を受ける
再び秋雨前線が日本の南まで南下する。一方で日本の南で台風14号が発生した。コースはまだ流動的だが、現時点で最も可能性が高いのは、南西諸島方面まで西進するものの、その後向きを大きく東に変えて日本の南の陸地から少し離れたところを東進するコースだ。
台風通過に波長を合わせて、北海道の北をまた低気圧が通過する。
全般に週の前半は移動性高気圧に覆われて晴れ間の見られるところが多い。週後半は台風の進路次第だが、関東以西の地方で天気がぐずつく可能性が高い。ただ、台風はあまり陸地に近づかないため、記録的集中豪雨になることは考えにくい。
気温は週前半は平年並みか高めのところもあるが、週後半は秋雨前線や台風に向けて北寄りの風が吹くところが多いため、気温は平年を下回る。
現時点では台風の直接的な影響を受ける範囲は狭いと考えられるが、今後コースが変わることもあるので、念のため台風の進路予想はこまめにチェックしたい。
週後半は日中肌寒いくらいの気温となるところもあるので、おでん、野菜スープなどを売場で大々的に展開するには好適だ。
防災グッズはオフシーズンに向けて在庫はある程度圧縮を進めておきたいところである。
●10月3週(10/12~10/18)の天候予測とMDポイント
天気は周期的に変化
週前半は日本列島が一時的に雨雲の通り道となる可能性があるが、基本は低気圧と高気圧が日本付近を交互に通過するパターンだ。
北海道は一時的に冬型の気圧配置となる。
週前半はすっきりしない天気となるところがあるかもしれないが、基本的には晴れ間の見られる日が多く、天気の崩れる頻度は少ない。北海道では週前半にしぐれるところがある。
気温は平年並みか高めとなる。北海道で冬型の気圧配置となったタイミングで上空に寒気が流れ込むが、現時点では規模はそれほど大きくないと予想されている。
本来、時期的にはそろそろ秋の運動会シーズンも終わる頃である。今後の外出目的はスポーツより、ハイキング、紅葉狩りなどが主流となる。スポーツ飲料よりはお茶系のペットボトルがより好まれる時期だ。ただ日中気温が25℃近くまで上がれば、身体が暑さを感じるレベルなので、スポーツ飲料需要も十分期待できる。
時期的には夏のスタミナ系メニューは季節外れ感があり、鍋物料理には少し早いため、粉物などで満腹感を得る傾向となりやすい。
<By 常盤勝美>