Nov4週/週末は気温が平年並みに戻る Dec1週/ほぼ平年並みの師走入り
●11月4週(11/23~11/29)の天候予測とMDポイント
週末は気温が平年並みに戻る
北日本では多少の強弱を繰り返しながら冬型の気圧配置が続く。日本海側では雪や雨の降る日が多いが、今週後半にかけては寒気がそれほど強くないため、大雪や大雨になるというほどではない。
東日本から西日本では高気圧に覆われ、晴れる日が多いが、全般に雲がやや出やすくパラッと雨の降る日もありそう。
気温は週後半にかけて平年並みか高め。前週の高温の影響が残る。週末はやや強い寒気が南下し、気温が急速に平年並みに戻る。
ウェザーMDのポイントとしては、週の半ばにかけては、前週ほどではないものの、高温の影響が残るため、煮物やスープ、揚げ物などに適した温度環境と考えられる。週末から来週初めは冷え込み強まるため、鍋物食材をはじめとした冬物メニューの売り込みを強化していきたい。
COVID-19の影響でどれほどの外出が期待できるかは不透明だが、例年冬物コートなどの販売ピークを迎えるはずの先週は気温が不発だったため、本来ならこの週末は接客要員を増やすなどして売り込みを強化したいところ。
●12月1週(11/30~12/6)の天候予測とMDポイント
ほぼ平年並みの師走入り
北日本の日本海側では冬型の気圧配置となり、しぐれの天気となる日が多い。週前半の寒気がやや強いため、北海道の内陸部ではこのまま根雪となる可能性がある。また北陸西部場合によっては山陰方面で初雪の範囲が広がる可能性がある。周期性で考えると、週後半頃に日本付近を低気圧が通過するかもしれない。
それ以外は乾燥した晴天の日が多いが、週後半に天気が崩れる可能性がある。
気温は初め平年並みかやや低め。ただ週後半はまた少し気温が上向き。平年並みかやや高めのところも多くなる。
前週、前々週の高温から比べればその落差の影響で気温以上の寒い体感となっている可能性が高い。冬物全般の好調を期待したい。
気になる点は、この気温低下のタイミングで、本来であればインフルエンザの流行規模が拡大する可能性が高いこと。例年、11月の冷え込みで本格的な流行が始まる地域が出てくる。
今年はCOVID-19の複合的な影響もあり、状況は不透明だが、少なくとも急な冷え込みで免疫力が低下しやすい気温条件となる可能性が高いため、免疫力を高める食材など、健康増進訴求を意識していきたい。
<By 常盤勝美>