Dec3週/強い冬型、第一級の寒波襲来 4週/寒気の流れ込み続く
●12月3週(12/14~12/20)の天候予測とMDポイント
強い冬型、第一級の寒波襲来
日本付近は冬型の気圧配置になり、とくに北日本では強い冬型となる。日本海側の地方は山陰まで雪が降りやすく、北陸以北では大雪の恐れがある。
また寒気の吹き出しが強いため、西日本の広い範囲で平野部でも雪が舞う可能性がある。それ以外は晴れ間が多いが、北西の季節風が強めに吹く。週後半は西日本で冬型が緩んでくる。
南西諸島では引き続き、日照の少ない状態となる。
上空には第一級の寒気が流れ込むため、寒気は週半ばにピークを迎える。昨シーズン経験しなかったレベルの低温となるところもでてくる。週末は幾分平年並みに近づくため、少しだけ寒さが和らぐ。
今週は西日本の平野部でも雪の可能性があり、北陸以北では大雪の恐れもあるため、雪対策の売場づくりをしっかりとしてほしい。また寒さ対策のカイロや灯油なども欠品に注意が必要だ。
この寒さでは年末大掃除とは言ってられないので、大掃除用品はやや下火となりそうだ。
通常の年であればこの規模の寒気に見舞われれば体調を崩す人が増え、インフルエンザなどウイルス性の疾病の流行規模が大きく拡大する。今年の特殊事情では状況の予測は難しいが、少なくともマスクや除菌用品などの売場を強化し、手洗いうがいを励行しなければいけない状況には違いない。
●12月4週(12/21~12/27)の天候予測とMDポイント
寒気の流れ込み続く
強弱を繰り返しながら冬型の気圧配置が続く。北日本の日本海側では雪の降りやすい天気が続く。とくにドカ雪になる感じではないかもしれないが、長い期間降り続くため、積雪の量は多くなりそうだ。それ以外は晴れやすい天気の日が多い。
前週ほどの規模ではないが、この期間も中規模の寒気の流れ込みが続くため、気温は引き続き平年並みかやや低めとなる。
したがって今年もクリスマス寒波は不発の可能性がある。だが、中規模程度の寒気の流れ込みが続くため、冬物商品の販売数にとっては悪くない状況だ。
クリスマスの夕食は、熱々の汁もの系メニューである、ビーフシチュー、チーズフォンデュなどがおすすめ。
<By 常盤勝美>