Feb2週/週前半は冬型、後半は気温上昇 3週/天気は周期的に変化
●2月2週(2/8~2/14)の天候予測とMDポイント
週前半は冬型、後半はまた気温上昇
<概況>
週前半は冬型の気圧配置となるが、東日本~西日本ではすぐに冬型緩み、高気圧に緩やかに覆われる。14日(日)は日本の南を低気圧が通過する。
<天候解説>
週半ばにかけて、北日本中心に雪の降り方が強まる。また週後半は南西諸島方面に湿った空気が入って雨の降りやすい天気となり、少しまとまった降りとなる可能性がある。それ以外はおおむね晴天。
ただし、14日(日)は日本の南を通過する低気圧の影響で、関東だけは天気が崩れる可能性がある。現時点ではしっかりとした雨雲がかかるかは微妙な状況だが、場合によっては雨が降り、気温の上がり方がやや鈍くなる。
気温は週前半は低め。週後半はまた南からの暖かい空気が入る影響で高め。平年に比べてかなり高いところもある。
<ウェザーMDのポイント>
週前半から後半に向けて、気温が大きく上昇する傾向になる。春夏物商品への関心が一層高まる。まだ涼味の販売数が大きく伸びる温度帯にまでは達していないので、中華や揚げ物類、パスタ類などの提案がおすすめ。
スギ花粉の飛散も、関東以西の地方を中心に本格的に始まる可能性が高く、需要レベルが一段上がりそう。
●2月3週(2/15~2/21)の天候予測とMDポイント
天気は周期的に変化、気温は週後半、平年並みに
<概況>
周期的に日本付近を低気圧が通過するパターン。この期間も週半ば~後半のどこかで低気圧が通過する。それ以外は北日本で弱い冬型、東~西日本では緩やかに高気圧に覆われる日が多い。
<天候解説>
北日本の日本海側では引き続き雪や雨の日が多いものの、晴れる日の割合も徐々に増えていく。東~西日本では週半ば~後半のどこかで天気が崩れる。
気温は前半高め。前週後半からの暖気の影響が残り、この時期としてはかなり穏やかな陽気。ただ週後半にかけては平年並みに近づく方向。
<ウェザーMDのポイント>
バレンタインデーを過ぎ、売場の模様替えを行うタイミングと推察する。
この前後の高温傾向は、お客様の春夏物への志向をさらに高めるものと考えられ、売場のコンセプトも春夏にはっきり切り替えたいところ。鍋つゆなどの売場を徐々に狭め、中華惣菜などの売場の割合を広げていこう。
ただしほぼ平年並みの気温と予想されている3月は、例年であれば寒の戻り、花冷えとなる時期があるので、冬物在庫の圧縮しすぎには注意したい。
<By 常盤勝美>