Mar4週/顕著な高温続く Mar5週/Apr1週/週末の天気の崩れに注意
●3月4週(3/22~3/28)の天候予測とMDポイント
顕著な高温続く
<概況>
週の初めは冬型の気圧配置だが、日本付近はすぐさま広く高気圧に覆われるようになる。
25日(木)に日本のすぐ南を小さな低気圧が通過する。28日(日)は低気圧が日本海に進んでくる。
<天候解説>
25日は関東以西の地方を中心に天気が崩れるが、その規模は小さく、ぱらつく程度で済むところが多そう。
28日は西から雨が降り出す。21日ほどの荒れ模様ではないが、今回も低気圧が日本海でやや発達するため、雨風はやや強まると予想される。
なお東日本、北日本では雨の降り出しが29日(月)になってからの可能性が高い。
<ウェザーMDのポイント>
今週も、季節外れの高温となる日が多く、生食需要やサラダ需要の高い状態が続くものと予想される。
西日本では28日は雨が予想されるものの、それ以外の地方は土日ともにまずまずの晴天が予想されていて、絶好のお花見日和となりそう。
気温が高めの場合は、焼き肉(BBQ)や寿司、乾き物の需要が高まるため、売り込みの強化を。飲料もコールド需要が高いと予想される。
なお、24日(水)に気象庁から「3か月予報」が発表されるので注目を。
●3月5週/4月1週(3/29~4/4)の天候予測とMDポイント
週末の天気の崩れに注意
<概況>
引き続き日本付近を周期的に低気圧が通過する。タイミングとしては、週初めと週末、場合によっては週半ばにも1回。
週初めと週末の低気圧が日本海を進む可能性が高く、特に週末の低気圧は爆弾低気圧となる可能性がある。そしてその低気圧通過後、上空には強めの寒気が流れ込む。
<天候解説>
引き続き、周期的に天気が崩れる。気がかりは週後半~週末にかけてのどこかで通過すると予想されている低気圧による荒天。全般に雨風強まり、交通機関の乱れに発展する可能性もある。今後の情報に注目いただきたい。
気温は前週に引き続き高温傾向が続くが、週末は強めの寒気が南下する影響で平年並みか平年を下回るところがあるかもしれない。その次の週前半は花冷え傾向となりそう。
<ウェザーMDのポイント>
この週末頃、日本付近を通過する低気圧の発達レベルが一番の関心事。
急速に発達し、各地荒れ模様となる予想の場合は、週末は関東以西で桜の花がほとんど散ってしまっている可能性がある。また、天気の崩れがもし週末に重なってしまったら、そもそもお花見には不向き。関東以西で花見需要を想定した売り込みは、週末を待たずに早めにすすめるのが得策だろう。
なお、この週末頃から上空に寒気が流れ込む可能性があり、ちょっとした寒の戻り対策、花冷え対策の準備を。
コテコテ、ボリュームたっぷりの鍋物はあまりニーズには合わないが、あっさり系のおでんや野菜スープ、カップスープの素、ホット缶飲料などは需要の高まりが期待できる。
<By 常盤勝美>