Jun1週/3日~4日に大きく天気が崩れる 2週/天気変化の小さい1週間
●6月1週(5/31~6/6)の天候予測とMDポイント
3日(木)~4日(金)、大きく天気が崩れる
<概況>
週初めは日本付近を大きな高気圧が覆い、梅雨前線は大きく南下しているが、3日(木)~4日(金)にかけて、日本列島を深い気圧の谷が通過する。それに合わせて梅雨前線も幾分北上する。
その後はまた高気圧に覆われるが、関東地方方面は梅雨前線の影響範囲内が続く。
<天候解説>
南西諸島では梅雨空の日が多い。それ以外の地方は、週前半は晴れ間の見られるところが多いが、3日(木)~4日(金)にかけて各地で天気が崩れ、まとまった雨となる。
週末には天気が回復するところが多いが、北海道と関東だけは低気圧・前線の影響が長引き、すっきりしない天気となる。
気温は全般的にはおおむね平年並みか少しだけ高め。
<ウェザーMDのポイント>
関東甲信でもこの3日(木)~4日(金)の天気の崩れをもって梅雨入りを発表する可能性が高いと考える。一方で、その後の梅雨前線の位置を考えると北陸、東北での梅雨入り発表は見送られる可能性の方が高い。
例年この週末は梅雨入り直前の晴れやすい時期で、運動会やキャンプ、バーベキューパーティーなどには好適だが、今年は関東や北海道を中心に微妙な天気となりそう。大容量の精肉パックや弁当用食材などの発注には要注意。
ただし西日本では週後半の天気の崩れ以外、晴れ間の見られる日が結構多いため、5月半ば以降あまりはかどらなかった洗濯を一気にこのタイミングで行なう可能性がある。洗濯用品の売り込みも一時的に強化したい。
●6月2週(6/7~6/13)の天候予測とMDポイント
天気変化の小さい1週間
<概況>
梅雨前線が日本の南に停滞するが、その向きが日本列島に対して東北東~西南西である。主に影響を受けるのは、関東と南西諸島。
<天候解説>
しっかりとした高気圧に覆われるわけではないので、全般に雲の出やすい天気の日が多いが、大きな天気の崩れが予想されている感じではない。
関東や南西諸島だけは梅雨前線に近く、曇や雨のぐずついた天気となりやすい。長い間降る懸念はあるが、特に降り方が強くなることはなさそう。
<ウェザーMDのポイント>
関東では梅雨空となる日が多い予想のため、湿度が高くじめじめした陽気を吹き飛ばすような、爽快感の得られる食感の食品を中心に売り込みたい。絹豆腐、涼味類、無糖炭酸など。
また触った感覚の爽快感という意味でござや籐家具などもこの時期の展開的な売れ筋。
一方、それ以外の地方は梅雨の中休みとなるか梅雨空が続くか微妙なので、それを見極めながら計画しよう。梅雨の中休みが続けば焼き肉用肉やキムチなどはじめとした、スタミナ系メニューを意識したい。
<By 常盤勝美>