Jun5週~Jul1週/梅雨前線、いよいよ本格北上へ Jul2週/梅雨前線、本州付近に停滞
●6月5週/7月1週(6/28~7/4)の天候予測とMDポイント
梅雨前線、いよいよ本格北上へ
<概況>
梅雨前線は週半ば~後半、一時的に日本の南で活動を弱めるが、週末以降、本格的に本州付近まで北上する。特に2日(金)~3日(土)は前線上の日本海南部を低気圧が進み、活発な雨雲が日本列島を通過する。
また、週末以降、沖縄方面は太平洋高気圧の勢力圏内に入る。
<天候解説>
北日本は梅雨前線から遠く、晴れ間の見られる日が多い。東日本から西日本では週半ば~後半にかけて晴れ間の見られる時間帯が多いが、それ以外は雲の取れにくい天気となる。そして2日(金)~3日(土)は低気圧に伴う活発な雨雲通過により、広い範囲で大雨に注意。
沖縄方面は週半ばにかけて大雨に注意すべき状態が続くが、週末以降は晴れ間が多くなる。2日か3日あたりに梅雨明けが発表される可能性がある。
気温は全般に平年並みかやや低め。日差しの少ない日は日中の気温の上がり方が鈍く、最高気温が平年値に届かない。特に関東~東北の太平洋側ではちょっとした梅雨寒となる日も。
<ウェザーMDのポイント>
来週以降、南西諸島以外の地域では日差しがグッと少なくなる可能性が高く、週末以降、UVケア用品は梅雨明け発表まで少し落ち着いた販売動向となる。
東日本~北日本の太平洋側では極端な水準ではないものの、梅雨寒傾向が予想されるため、中華や洋食、パン類などの欠品に注意しよう。沖縄地方では梅雨明け発表の可能性があるので、スタミナ系食材を早速仕掛けたい。
●7月2週(7/5~7/11)の天候予測とMDポイント
梅雨前線、本州付近に停滞
<概況>
梅雨前線が日本列島の真上に停滞する。沖縄方面は太平洋高気圧に覆われる日が続く。
<天候解説>
沖縄方面は夏空。それ以外の地方は梅雨前線の影響で、雨の降りやすい天気が続く。梅雨前線が日本の南海上に停滞していた前週までとは異なり、日本列島の真上に停滞するため、活発な雨雲がかかりやすく、全般に雨の量が多くなる懸念がある。
気温は平年並みかやや高めの予想。日中気温の上がり方は鈍いが、南からの暖かい空気がより入りやすくなる。
<ウェザーMDのポイント>
改めて九州以北の地方では大雨頻度が増加し、災害発生リスクが高まるので、防災用品などの在庫の確認を。
また湿度が高く、不快な陽気の日が多いため、爽快感を得やすい無糖炭酸や食感なめらか食材が好まれる。殺菌・解毒効果を期待した薬味類や調味料などもおすすめ。
まだもう少し先の予想だが、九州南部など翌週には梅雨明けの平年日を迎えるため、念のため関東甲信以西の地方では週間予報の中で梅雨明け発表の兆し(晴れやすい天気が続く予報となっている)が見られないか、この時期から毎日こまめにチェックいただきたい。
<By 常盤勝美>