Sep2週/すっきりしない天気が続く 3週/週半ば以降、梅雨前線の活動活発化か
●9月2週(9/6~9/12)の天候予測とMDポイント
すっきりしない天気が続く
<概況>
秋雨前線の活動はそれほど活発ではないが、日本のすぐ南海上に停滞する。また8日(水)~9日(木)頃は日本海を低気圧が通過し、それに伴い、秋雨前線が一時北上する。
また週末の12日(日)頃は寒気を伴った低気圧が北海道を通過する。
<天候解説>
日本海を低気圧が通過する週半ばは、全国的に雨が予想される。また12日(日)は北海道から東北北部で天気の崩れが予想される。
それ以外は、雲の出やすい日が多く、時折雨の可能性はあるものの、まとまった雨に発展する可能性はそれほど高くなく、晴れ間の見られる日も多い。
気温は前半、北の高気圧からの冷涼は空気が入るため、東日本~北日本で平年より低めとねる。西日本では平年並み。週後半の気温は全般におおむね平年並み。
<ウェザーMDのポイント>
週の前半は秋らしい陽気となるところが多いため、焼き肉用肉やステーキ用肉など盛夏期に支持されやすい薄切りの肉の展開規模を一旦少しだけ縮小し、煮込み料理などによく使われるかたまり系の肉や、オールシーズン向きのひき肉類にシフトするのが良いだろう。少しボリューム感を好む気象条件だ。
ただ週後半は気温が平年並みに戻り、多少暑さを感じられるようになることが見込まれるため、涼味などの比率を少し高めた品揃えがおすすめ。
なお、翌週の天候状況によっては週末から防災用品の展開を強化したい。
●9月3週(9/13~9/19)の天候予測とMDポイント
週半ば以降、梅雨前線の活動活発化か
<概況>
日本の南に秋雨前線が停滞する。週半ば以降、前線の活動が活発化する可能性あり。また海外の気象モデルの中には週半ば以降、九州方面に台風が接近する可能性を示唆するものもある。
<天候解説>
週の前半は雲多めながら、晴れ間の見られる可能性もあり、大きな天気の崩れにはならない見込み。
ただ週半ば以降は秋雨前線の活動が活発化する。広い範囲で大雨になるおそれがある。西日本(主に九州方面)に台風が接近する可能性を示唆する情報もあり、念のため今後の動向に注目されたい。
気温は初め平年並みだが、台風のもたらす熱帯の空気が入る週後半は最低気温を中心に高めとなる可能性が高い。
<ウェザーMDのポイント>
週半ば以降に予想されている天候の荒れ具合による。台風接近などにより大荒れの可能性が高い場合は、防災用品を広いエリアで展開。秋雨時の台風は、中心から離れた地域でも記録的雨量になることがるので、台風が接近しないからといって油断は禁物。
週後半以降の天気図の状況にもよるが、残暑がぶり返す場合もあり、スタミナ系食材などの展開も強化したい。また、冷たくて甘いものとしてチョコレートアイスなども効果的だ。
今年は8月中旬や9月上旬に低温の期間が継続し、季節の進みに関する顧客の肌感覚が読みづらくなっている。その時々の発注担当者の体感・季節感を優先的に考えた方が良いだろう。
<By 常盤勝美>