Sep4週/全国的に気温高め Sep5週・Oct1週/天気は周期的に変化
●9月4週(9/20~9/26)の天候予測とMDポイント
全国的に気温高め
<概況>
22日(水)~23日(木)頃にかけて、北日本に低気圧がやってきて、日本列島を寒冷前線が通過する。それ以外は緩やかに高気圧に覆われる日が多い。
<天候解説>
週半ばの低気圧通過では全国的に天気が崩れ、北海道や東北の日本海側では局地的に風も強まって少し荒れた天気となる可能性がある。それ以外の地方は雨が降っても時間は比較的短く、天気の崩れとしてはやや小さめ。
それ以外の地域は緩やかに高気圧に覆われて晴れ間が見られる。
気温は全国的に高め。台風14号がもたらした暖かく湿った空気がまだ日本上空に少し残っているのに加えて、週半ばに北海道を通過する低気圧に向かって南風が吹く影響だ。
<ウェザーMDのポイント>
今週は晴れて気温が高く、また湿度も高めで、少し蒸し暑い陽気。刺身類、涼味系などあっさりさっぱりしたメニューが好まれやすい。
一方、ホットメニュー系はやや伸び悩みの懸念。チョコアイスや、炭酸飲料、牛乳などといったコールドドリンクも需要が高まりそう。
なお21日(火)は中秋の名月。雲の広がりやすいところはあるものの、天気が大きく崩れるところはなく、まずまずのお月見になるだろう。
●9月5週・10月1週(9/27~10/3)の天候予測とMDポイント
天気は周期的に変化
<概況>
この期間も週後半頃、日本付近を気圧の谷が通過する可能性がある。それ以外は緩やかに高気圧に覆われる。
<天候解説>
全般に高気圧に覆われて晴れる日が多いが、週半ば~後半は気圧の谷通過の影響で全国的に天気が崩れる。北海道では徐々にしぐれの天気の日の割合が多くなる。
気温は平年よりやや高めの予想。晴れて日中の気温が平年をやや上回ることが主要因。上空に特に強い寒気の南下は予想されていないが、最低気温はおおむね平年並みと見込まれ、朝晩の冷え込みは比較的順調と感じるだろう。
<ウェザーMDのポイント>
日中は気温が高めの可能性が高いが、朝晩はほぼ平年並みの水準まで気温が下がるため、秋冬物の季節商品需要は高め。悲観するほどではない。おでん、炊き込みご飯、スープの素など、ホットメニューの売り込みを積極的に。
この期間の後半頃からまた日本の南海上に台風が発生接近する可能性があるが、そろそろ台風シーズンも終了に近づいている。今後の在庫圧縮も意識した売り込みを。
<By 常盤勝美>