Nov3週/寒気南下のタイミングやや遅れる Nov4週/ようやく寒気南下
●11月3週(11/15~11/21)の天候予測とMDポイント
寒気南下のタイミングやや遅れる
<概況>
週の初めは冬型。また19日(金)頃、北海道の北を低気圧が通過し、その後また弱い冬型の気圧配置となる。
それ以外は特に勢力の強いものではないが、緩やかに高気圧に覆われる。週末、冬型の気圧配置となるも、今回の寒気の流れ込みは弱く、その次の気圧の谷通過の
タイミングへと、後ろ倒しとなった。
<天候解説>
週初めは北日本の日本海側でぐずついた天気となる。また週後半もすっきりしない天気となるところがあるが、いずれも大きな天気の崩れではない。
さらに週末の冬型でも、北日本の日本海側中心にしぐれの天気となるが、こちらもまとまった降りにはならない見通し。
気温は東海以東で平年より高め。近畿以西ではほぼ平年並み。
<ウェザーMDのポイント>
本格的な寒気南下のタイミングが、前回発表と比較してやや後ろ倒しになり、今週は特に強い冷え込みはない見通し。一方で南からの暖かい空気が入りやすい状況になっているわけでもないので、朝晩は例年どおりの順調な冷え込みとなりそう。日中はポカポカ陽気。
鍋物商材の需要にそれほどブレーキはかからないのではないかと考えられるので、日中のポカポカ陽気にあまり悲観せず、消極的にならないように注意。
●11月4週(11/22~11/28)の天候予測とMDポイント
ようやく寒気南下
<概況>
週前半、日本付近を気圧の谷が通過する。その後はやや強い冬型の気圧配置となる。今回の冬型は、少しだけ長続きする可能性。
<天候解説>
週初めは全国的に天気が崩れる。その後、日本海側の各地と九州はすっきりしない天気がしばらく続く。
上空にはようやく本格的な寒気が南下し、週半ばは一時冷え込み強まるが、それでも気温は北日本で平年並みかやや高め。東日本~西日本で平年並み。西日本では平年より低めとなる可能性もある。
<ウェザーMDのポイント>
この時期、初雪前線(初雪の平年日を結んだ線)は東北南部付近まで南下する。北海道だけでなく、本州各地でも日本海側や内陸部は雪の準備を進めていただきたい。
例年、勤労感謝の日を含む週は、冬物耐久財の売上げが年間のピークを迎えるエリアが多い。ビッグセールスを目指そう。食料品は引き続き、鍋物中心の売場が前提。
関東以西の太平洋側では雨が少なく、空気の乾燥が進むことが予想される。西日本中心に強い冷え込みと乾燥が重なればインフルエンザをはじめとした乾燥を好むウイルスの活動が活発となって患者数が急増する懸念もあるので、引き続き手洗い・うがい、マスク着用、手指の消毒を励行されたい。
<By 常盤勝美>