Feb3週/再び強い寒気、週末は荒れた天気に注意 Feb4週/気温はようやく上向きに
●2月3週(2/14~2/20)の天候予測とMDポイント
再び強い寒気、週末は荒れた天気に注意
<概況>
弱い冬型の気圧配置で週が明けたが、15日(火)に寒気を伴った低気圧が日本海から東北地方を横切った後、冬型が強まる。週末は日本のすぐ南を低気圧が発達しながら進む。
<天候解説>
週後半にかけて冬型の天気分布。上空にまた強い寒気が南下する週半ば~後半は、日本海側で雪の降り方が強まる。大雪、暴風雪に警戒が必要。
週末はまた南岸低気圧。ただ現時点で予想されるコースが日本列島の陸地に近いルートであるため、関東など東日本では標高の高い所以外は雨となりそう。東北の太平洋側では大雪に警戒。
南西諸島は15日(火)は晴れ間が多いものの、それ以外の日は曇や雨のすっきりしない天気が続く。
気温は、強い寒気南下の影響もあり、全般に平年より低めが続く。
<ウェザーMDのポイント>
昨年、一昨年とは打って変わって、まだまだ全国的に寒さ厳しい陽気が続く。前週までの予想シナリオでは、今週後半頃から気温上向く可能性が示唆されていたが、今週の強い寒気の南下により後ろ倒しとなっている。
本来ならバレンタインデー終了をきっかけに売場を冬物中心から春夏に大きく切り替えたい時期だが、今年はまだ鍋物食材を中心とした冬用食材の出番が多そう。
とは言え、春めいた陽気の日が多くなる時期も近づいているため、冬物在庫は徐々に圧縮方向で。
本格的なスギ花粉飛散開始も少し遅れ気味だが、来週後半が一つのきっかけになりそう。
●2月4週(2/21~2/27)の天候予測とMDポイント
気温はようやく上向きに
<概況>
週の初めは強い冬型の気圧配置。ただ徐々に冬型が緩み、週後半は全般に緩やかに高気圧に覆われる可能性が高い。
2月に入ってから、週末に天気が崩れるサイクルとなっているので、この週末も気圧の谷通過を想定しておいた方が良い。
<天候解説>
週のはじめは北日本中心に荒れて天気に警戒。北海道では広い範囲で暴風雪の恐れがある。週半ばは全般に晴れ間が多くなる可能性が高いが、週末はまた天気の崩れを想定しよう。
気温は週前半低め。余寒が厳しい。ただ週後半に向けて気温上向き、週末にはおおむね平年並みに戻る。
<ウェザーMDのポイント>
週前半は北日本中心に暴風雪に注意。物流の混乱が発生することも念のため早い段階から視野に入れておきたい。
週後半に向けて気温が上向きとなる。改めて、花粉症対策商品やサラダ、中華など春向けのメニュー商品の展開強化のタイミング。例えば東京、大阪など本州各地であれば最高気温が15℃を超える日が特に売場の大規模な切り替え+ビッグセールスのチャンス。春一番の吹く可能性情報についても、引き続きモニタリングを。
<By 常盤勝美>