Mar1週/春本番の暖かさも、時折寒の戻り Mar2週/寒暖差の大きい1週間
●3月1週(2/28~3/6)の天候予測とMDポイント
春本番の暖かさも、時折寒の戻り
<概況>
4日(金)~5日(土)にかけて、日本海北部を低気圧が発達しながら通過。その直後日本付近は強い冬型の気圧配置となる。それ以外の日は北日本で弱い冬型、東~西日本では全般に緩やかに高気圧に覆われる。
<天候解説>
北日本の日本海側は、日本海北部を低気圧が通過する4日(金)~5日(土)、荒れた天気に注意。それ以外にも時折南下する弱い寒気の影響で、雪や雨の日がある。東日本~西日本ではまずまずの晴天の日が多い。
気温は週前半全国的に高め。南からの暖かい空気が入る。また4日(金)頃も南風強まる影響で高めだが2日(水)や5日(土)など一時的に寒気の影響を受けてやや低めの日もある。トータルでは、北日本~東日本でやや高め。西日本ではおおむね平年並み。
<ウェザーMDのポイント>
まだすんなり春本番へということではないが、春本番の陽気の日が徐々に増えていく。春の風物詩的な苦味食材(タラの芽、フキノトウ、山菜など)も積極的に展開しお客さまと季節感を共有したい。一昔前までの「秋の気配を感じ始める頃のサンマの展開」と同様に。
スギ花粉の飛散も、本格的に始まってまだそれほど期間が経過していないが、一気にピーク水準まで増える可能性がある。免疫力を高める食品等の展開も忘れずに。
●3月2週(3/7~3/13)の天候予測とMDポイント
寒暖差の大きい1週間
<概況>
日本付近を低気圧高気圧が周期的に通過する見通し。おおむねこの時期らしい天気図パターン。
<天候解説>
周期的に天気崩れるこの時期の典型的なパターンとなる見通し。現時点で天気の崩れは週後半頃の可能性が高いが、まだ不透明。
気温は全般に平年並みだが、高い時期と低い時期があり、週の中でも気温上下の並が大きく寒暖差が激しそう。
<ウェザーMDのポイント>
日によって陽気の寒暖差が激しい予想。可能な範囲で売場づくり、メニュー提案を対応させたい。寒の戻りの時は、おでんやカップスープの素(トマト系中心)にヘルシーなホットメニューの展開を。
気象会社などが発表する桜の開花予想にも注目を。今年は1~2月の低温のため、少なくとも昨年よりは開花は遅くなると考えるのが自然。ただ、早い地方では開花までもうあと1週間程度のタイミング。
<By 常盤勝美>