4月5週/前半高温も気温急降下 5月1週/天気は短い周期で変化
●4月5週(4/25~5/1)の天候予測とMDポイント
前半高温も、気温急降下
<概況>
日本付近での天気図の変化が目まぐるしくなる。26日(火)は北日本付近を低気圧が発達しながら通過する。また29日(金)頃と1日(日)頃は日本の南を低気圧が通過する。
それ以外は高気圧に緩やかに覆われるが、日本のすぐ南海上が雨雲の通り道となっている。
<天候解説>
天気は短い周期で変化する。晴天・雨天は3日と続かない状況となる。雨が降りやすいのは26日(火)、29日(金)、1日(日)。ただそれ以外の日も雲の出やすい日が多く、地域によって天気のばらつきが大きい。
気温は前半は高め。南からの暖気が入り、季節外れの暖かさとなる。しかしながら週後半は空気が入れ替わり、北からのちょっとした寒気が入りやすくなる。日本の南の低気圧の影響で北寄りの風となる効果も相まって、気温は平年並みか低めの日もある。
<ウェザーMDのポイント>
今週のポイントは、週前半から後半にかけての気温落差と大型連休前半の天候傾向。
週前半は季節外れの暖かさで飲料や涼味、アイスクリーム、焼き肉用肉が好まれる。週後半は気温が平年並みに戻り、体感的には少し涼しい位の陽気の日もありそう。同じ肉料理でもよりボリューム感のあるステーキが好適。主菜として中華惣菜なども好まれやすい気象条件。
現時点では、大型連休前半は比較的ぐずついた天気の日が多い予想。天気の変化が激しく予報の精度が低いため、週初めの段階ではまだあまり断定的な判断をしないことをおすすめする。最新の情報に基づいて行楽用品等の発注仕入れ量の調整を。
●5月1週(5/2~5/8)の天候予測とMDポイント
引き続き、天気は短い周期で変化
<概況>
日本付近は短い周期で低気圧高気圧が通過するパターン。
北日本上空にはやや強めの寒気が南下する可能性がある。
<天候解説>
引き続き短い周期で天気が変化する。北日本中心に雨風強まり、少し荒れた天気となる日もありそう。また東日本~西日本でも大気の状態が不安定となり雷や突風、降雹が起こりやすい状況となる可能性がある。
気温は多少の上下の波はあるが、平年並みか若干高い程度。季節外れの暖かさはあまり考えにくい。
<ウェザーMDのポイント>
例年この時期、日本付近を低気圧が通過しちょっとした荒天になることがある。この時期の寒気を「新緑寒波」と呼ぶことがある。まれに北海道ではまだ雪が降ることもある。今年も週前半~半ば頃、上空に強めの寒気が南下する可能性があり、客足動向の急変や店舗への被害、影響に注意を。
<By 常盤勝美>