5月4週/27日(金)に低気圧通過 5月5週・6月1週/梅雨前線北上
●5月4週(5/23~5/29)の天候予測とMDポイント
27日(金)に低気圧通過
<概況>
日本の南には引き続き梅雨前線が停滞する。それとは別に27日(金)頃、日本海を、寒気を伴った低気圧が通過する。
<天候解説>
27日(金)は全国的に天気が崩れる。北日本や日本海側の地方では突風、ひょうなど、シビアな気象現象が多く発生する可能性があり注意。また南西諸島も梅雨空が続くが、それ以外は雲多めながら晴れ間が見られる。
気温は北日本で平年並みか高め。それ以外は平年並みかやや低め。
<ウェザーMDのポイント>
今週は晴れ間が見られる日が比較的多い予報となっているが、本格的な梅雨シーズンが目前に迫っている。梅雨対策の売り込みを積極的に進める一方で、この時期の晴天を使って洗濯や衣替えを進める家庭も多いと予想されることから、洗濯洗剤なども短期勝負で売り込みを強化したいところ。
土日は比較的晴れ間の多い地域が多い予想となっているため、BBQ用食材や運動会の弁当用食材も積極的に展開を。
●5月5週・6月1週(5/30~6/5)の天候予測とMDポイント
梅雨前線北上
<概況>
梅雨前線が日本列島の南海上、陸地に比較的近い位置まで北上する。
そのまま週後半にかけて梅雨前線が停滞するか、再びまた少し梅雨前線が南下するか、可能性は半々。
<天候解説>
南西諸島では梅雨空が続く。北海道では天気周期変化、週前半と後半それぞれ天気崩れる日がある。北陸~東北は比較的晴れやすい日が多い。それ以外の地方は週前半梅雨前線の影響ですっきりしない天気が続く。すっきりしない天気がどの程度長引くかがポイント。週後半にまた梅雨前線が南下すれば晴れ間が多くなる。
一方そのまま梅雨前線が停滞すればすっきりしない天気がさらに続く。現時点ではその両者の確率はほぼ半々。
気温は平年並みかやや高めだが、週前半は梅雨前線の影響ですっきりしない天気の日が続くため、関東以西の地方で気温の上がり方が鈍い。
なお、九州南部では週前半までには梅雨入りが発表される可能性が極めて高く、それ以外の西日本も発表の可能性が高い。
<ウェザーMDのポイント>
各地で梅雨入りへ。これからの時期は徐々に湿度も高まり、じめじめ、蒸し蒸し、鬱陶しい陽気となることが多いため、食感の爽快さ、すっきりとしたのど越しの飲料などをより好む傾向となる。代表的なものは無糖炭酸やビール・発泡酒類、絹豆腐などの涼味全般。
一方で、湿度の高まりとともにこれからの時期は、食中毒にもより注意が必要な時期となる。生鮮部門の売場では商品加工に使った食器の洗浄など、清潔状態維持の徹底を。またお客さまも腐敗を連想するようなにおいに非常に敏感になるため、売場のにおいにも注意を。
<By 林廣美>