6月5週・7月1週/東北南部以南で晴れやすい天気が続く 7月2週/おおむね夏空続く
●6月5週/7月1週(6/27~7/3)の天候予測とMDポイント
東北南部以南で晴れやすい天気が続く
<概況>
太平洋高気圧の勢力が強い状態が続き、梅雨前線は東北北部~北海道付近に停滞。週後半には梅雨前線の活動が弱まり、日本付近では消滅する見通し。
南西諸島方面は週末以降、南シナ海の熱帯低気圧(台風?)の遠い影響を受ける。
<天候解説>
九州南部、東海、関東では夏空が続く。南西諸島は週後半にかけて夏空が続くが、週末は湿った東風が入りやすく、曇や雨のすっきりしない天気が続くようになる。
九州北部~東北南部では、週初めは曇や雨のところもあるが、週半ば以降はおおむね晴天。東北北部~北海道は梅雨前線の影響でぐずついた天気が続くが、週末以降は晴れ間も見られるようになる。
気温は全国的に平年よりかなり高め。非常に厳しい暑さ。
<ウェザーMDのポイント>
この時期としては不慣れな、猛烈な暑さとなるところが多い。熱中症対策関連商品の売り込みをしっかりと。例年よりかなり早い夏本番の到来だ。スタミナ系食材の展開も急ピッチで早めよう。
これだけ梅雨明けが早く、また梅雨期間の降水量が少なく、さらに7月は晴れて気温高めの日が多い予想だと、心配されるのは渇水。水がめ地域での今年の冬場の雪の量は平年より多かったため、すぐさま水不足になる可能性は低い。しかし今後一気に水需要が拡大するため、あっという間に貯水率が低下していく懸念がある。
飲料水は常に、多めの在庫を確保しておきたい。また、渇水時に活躍するとされるラップ類を多めに仕入れるのも一案。
●7月2週(7/4~7/10)の天候予測とMDポイント
南西諸島除き、おおむね夏空が続く予想だが
<概況>
全国的に太平洋高気圧の勢力圏内に入るが、週後半以降、太平洋高気圧が一時的に勢力を落ち着かせる可能性がある。
南西諸島方面は風回りの悪い状態が続く。場合によっては熱帯低気圧や台風が接近する可能性も。
<天候解説>
南西諸島では変わりやすい天気の日が多いが、それ以外の地方は基本的に晴天が続く。ただ週後半以降、太平洋高気圧が一旦勢力を落ち着かせる可能性があり、その場合は、北日本の日本海側の地方中心に変わりやすい天気となる。
気温は前半平年よりかなり高め。後半は平年より高め。
<ウェザーMDのポイント>
うだるような暑さが続く見通し。土用の丑の日(7/23)はまだ半月以上先だが、うなぎなども積極的に強化したい。
また七夕は例年、梅雨末期の大雨期で晴れる日が少なく、あまりイベントとして盛り上がらない年が多い。今年は広い範囲の地域で星空が見られる可能性がある。例年以上に七夕を盛り上げていってみてはいかがだろうか。
<By 常盤勝美>