7月3週/梅雨のような天気 7月4週/週後半は、夏空が戻りそう
●7月3週(7/11~7/17)の天候予測とMDポイント
梅雨のような天気
<概況>
引き続き、天気図上に梅雨前線は描かれていないが、太平洋高気圧の勢力が一時的に後退している状況が続く。週半ば以降、日本海には寒気に伴う低気圧が停滞し、雨雲も本州付近にとどまりやすい。
<天候解説>
南西諸島では晴れやすい天気が続くが、それ以外の地方は、曇や雨のぐずついた天気の日が多い。特に週末は雨雲がまとまり、広い範囲で大雨のおそれがある。さながら梅雨末期の大雨の時期のような天気パターン。
気温は平年並みか若干高い程度。本州付近は南からの風が入りやすいが、日差し少なく日中の気温上昇が限定的だからだ。
<ウェザーMDのポイント>
前週に比べて今週はさらに雨の降りやすい天気の日が多く、梅雨が戻ったような天候が続く。特に週後半以降は、降水量が多くなる可能性があり、さながら例年の梅雨末期の大雨期のよう。梅雨末期の大雨期は、台風の影響以外では年間で最も降水量が多くなりやすいタイミングであるため、雨による災害発生に厳重警戒しよう。
気温水準がだいぶ落ち着くため、飲料やアイスなどの爆発的な需要も落ち着きを取り戻す見込み。在庫過多にならないような調整を。
●7月4週(7/18~7/24)の天候予測とMDポイント
週後半は、夏空が戻りそう
<概況>
週の前半はまだ、日本海に寒気を伴った低気圧が居座り、太平洋高気圧の勢力の盛り返しはイマイチ。ただ、週後半に向けて、徐々に太平洋高気圧がまた勢力を少しずつ張りだしてくる。
<天候解説>
週前半は、南西諸島含め全般に曇りや雨のぐずついた天気。ただ週後半は晴れ間の見られる所が多くなる。
気温は引き続き平年並みか高め。北日本は寒気の影響を受けやすい。
<ウェザーMDのポイント>
戻り梅雨のような天候も徐々に解消。晴天が続きやすい天候に戻る見通し。
そのタイミングでまた熱中症対策商品や、アイス・飲料需要が大きく伸びる可能性があるため、欠品に注意。
7月23日(土)の土用の丑の日は、タイミングほどよく、夏バテ対策訴求もうまくいきそう。
<By 常盤勝美>