8月1週/猛暑続く 8月2週/状況に大きな変化なし
●8月1週(8/1~8/7)の天候予測とMDポイント
猛暑続く
<概況>
東シナ海を北上した台風5号(から変わった熱帯低気圧)および台風6号は朝鮮半島方面で消滅するが、津軽海峡~日本海付近に停滞する梅雨前線に、熱帯の水蒸気を大量に含んだ雨雲が取り込まれる。
それ以外は勢力の強まっている太平洋高気圧に覆われる。
<天候解説>
関東以西の各地では、変わりやすい天気が続くものの、基本的にはおおむね晴天の日が多い。北陸~東北南部では週前半中心に雨が降りやすい天気。東北北部~北海道では梅雨前線に近く、一層雨の降りやすい天気の日が多い。
気温は全般に平年より高め。関東以西では連日気温が35℃前後に達し、厳しい猛暑が続く。
<ウェザーMDのポイント>
7日(日)は、二十四節気の立秋。1年で最も暑い時期を過ぎ、その後は季節の進みに伴い、気温が徐々に降下していくはずだが、少なくとも今週は、秋の気配はまだ感じられない。引き続き夏バテ対策、スタミナ補給系アイテム中心の展開。
6月末~7月初めの猛烈の暑さだった頃に近い陽気。熱中症対策も当然ながら売場強化継続。今週は夏祭りのピーク週。晴天のもと、多くの人出を期待したいところ。
●8月2週(8/8~8/14)の天候予測とMDポイント
状況に大きな変化なし
<概況>
秋雨前線(立秋を過ぎるため、梅雨前線は秋雨前線と表現)が東北北部~北海道付近に停滞。東北南部以南の地域は太平洋高気圧の勢力圏内。前週から当週にかけて、天気図の変化が小さい。
<天候解説>
北海道から東北北部にかけては引き続きぐずついた天気の日が多く、大雨に注意。それ以外の地方は晴れる日が多いが、連日にわか雨・雷雨には注意が必要。気温も引き続き平年より高いところが多い。
<ウェザーMDのポイント>
立秋を過ぎ、これからの暑さは残暑。この週も厳しい残暑が続きそう。ただ秋に向けて徐々に日は短くなっている。また鳴く蝉の声も時期によって徐々に変わっていく(シーズン当初は、ニイニイゼミ、今の時期はアブラゼミやミンミンゼミ、もう少しすると、ツクツクボウシ)。
そんな自然環境の変化を無意識のうちに察して、味覚も変化していく。甘味への関心が高まる。惣菜などに使うソース、フレーバーは多少甘味を意識したい。
<By 常盤勝美>