12月3週/週後半、北日本上空に強い寒気入る 12月4週/クリスマス寒波の可能性
●12月3週(12/12~12/18)の天候予測とMDポイント
週後半、北日本上空に強い寒気入る
<概況>
13日(火)に日本付近を低気圧が通過。その後、徐々に冬型の気圧配置が強まっていき、上空には強い寒気が南下する。
<天候解説>
13日(火)は全国的に天気が崩れる。その後、太平洋側の地方では天気回復し、おおむね晴天が続くが、日本海側では雪や雨となる。西日本の平野部でも初雪の範囲が広がり、積雪を記録するところもありそう。また北日本では風も強く暴風雪となるところもある。
なお、南西諸島では北東の風が吹いてぐずついた天気となる日が多い。
気温ははじめ平年並みか高めの日があるが、半ば以降は全般に平年並みか低め。厳しい寒さとなる。
<ウェザーMDのポイント>
11月中旬以降の高温傾向は一段落する。今週、前半はまだ気温が平年より少し高い日があるものの、週後半は本格的な寒気南下により、厳しい寒さがやってくる。
これまで雪の少なかった日本海側の各地では、まとまった雪となるところもあり、広い範囲で暴風雪の恐れもある。寒さ厳しい分、鍋物食材は好調だが、物流の混乱に注意。
また、今週末は年末大掃除が億劫と感じてしまう気象条件。窓ふきや障子の張り替え、畳替えよりは屋内の拭き掃除や水回り掃除などを想定した商品をより積極的にアピールしたい。
●12月4週(12/19~12/25)の天候予測とMDポイント
クリスマス寒波の可能性
<概況>
週の半ば、日本海付近を低気圧が通過する可能性。その後はまた冬型の気圧配置が強まり、上空には第一級の寒気が流れ込む。
<天候解説>
週の半ばは全国的に天気が崩れる。低気圧が日本海方面で急速に発達する可能性があり、各地で雨風強い荒れた天気となるおそれがある。
週後半は強い冬型。日本海側で雪の降り方が強まり、北日本では猛吹雪に注意。
気温は週半ばかなり高め。週末は低め。クリスマス寒波か。
<ウェザーMDのポイント>
ここ数年ずっと、クリスマス寒波は小規模あるいは不発のことが多かったが、今年は第一級の寒気が南下する可能性がある。前週以上に物流が混乱する可能性が高まる。
無理してノーマルタイヤでの走行を続けると、広範囲での車の立ち往生が発生するリスクが高まるため、雪道用タイヤへの履き替えは早めに。
ケーキは一般に、気温が高い時はタルトやチーズ系が好まれ、気温が低い時はいちごショートやチョコ系が好まれる。今年のクリスマスケーキ需要を見極める際の参考にしていただきたい。
<By 常盤勝美>