1月1週/新春寒波のち南岸低気圧 1月2週/寒気の合間で気温高め
●1月1週(1/2~1/8)の天候予測とMDポイント
新春寒波のち南岸低気圧
<概況>
週後半にかけて、日本付近は強い冬型の気圧配置となる。上空にはまた強い寒気が南下し、居座る。新春寒波。
週末は冬型が緩み、7日(土)は日本の南海上を低気圧が通過する。南岸低気圧。
<天候解説>
全般に冬型の天気分布。近畿より北の日本海側では雪が降りやすく、北日本では暴風雪にも注意。また短時間のドカ雪にも警戒が必要。
太平洋側では乾燥した晴天だが、7日(土)は南岸低気圧の影響で天気が崩れる。上空の寒気や低気圧のコースを考えると、雪の可能性も十分考えられるが、現段階では低気圧の発達具合が不透明。天気の崩れの規模が判然としない。
南西諸島ではすっきりしない天気が続く。
気温は平年並みか低めの日が多い。北日本の日本海側では風の強い日も多いため、体感的にはさらに寒い陽気となりそう。
<ウェザーMDのポイント>
今週の注目点は大きく2つ。週半ばをピークとした新春寒波、7日(土)の南岸低気圧。寒波の影響で、日本海側ではまたまとまった雪となるところがある。物流の滞りなどが発生するリスクも高いため、交通機関の乱れの状況などをこまめに確認し、余裕を持った計画を立てていただきたい。
鍋物料理をはじめとして、熱々のホットメニューが喜ばれる1週間となりそう。
一方、7日(土)は、関東など東日本の太平洋側でも雪の可能性を否定できない。そもそもそれほど大きな天気の崩れとならない可能性もあるが、念のための準備をしておきたい。
雪が予想される日の前日は、肉類、冷凍調理品、簡便惣菜など、場合によっては数日外出がままならなくなることを想定して買い溜めが起こりやすい商品の需要が高まる。どの規模で準備をしておくべきかどうか、毎日11時に発表される週間予報を見て、7日(土)の天気を毎日チェックいただきたい。
●1月2週(1/9~1/15)の天候予測とMDポイント
寒気の合間で気温高め
<概況>
北日本では冬型の気圧配置となる日が多い予想だが、東日本~西日本では緩やかに高気圧に覆われる。上空寒気の合間にあたり、強い寒気の南下はなさそう。
<天候解説>
日本海側ではしぐれ、太平洋側では晴天の日が多いが、日本海側での雪の降り方は弱く、北陸では雨主体の見込み。
気温は平年並みか高めの日が多く、日中は日差しの暖かさを感じられそう。
<ウェザーMDのポイント>
厳しい寒さは一段落。比較的過ごしやすい穏やかな陽気の日が多くなる予想。鍋物需要は一段落。時期的に鍋物料理に少し飽きが来ることもあり、鍋物に限らず幅広くメニュー提案するのがおすすめ。
ただ、翌週はまた強烈な寒波がやって来る可能性もある。翌週の気温傾向を確認しながら、週末の売り込み度合いの決定を。
<By 常盤勝美>