1月2週/週後半は各地季節外れの暖かさ 1月3週/気温は平年並みに戻る
●1月2週(1/9~1/15)の天候予測とMDポイント
週後半は各地季節外れの暖かさ
<概況>
10日(火)は一時的に冬型の気圧配置。その後、日本付近は緩やかに高気圧に覆われる。週末は日本海を低気圧がやや発達しながら通過する。
<天候解説>
週初めは冬型の天気分布。日本海側で雪や雨、太平洋側ではおおむね晴天。その後、週後半は全国的に晴れ間が多くなる。
週末は天気が崩れるが、日本海の低気圧に向けて南風が強まる影響で、全般に暖かい雨となる。
気温は10日(火)平年並だがそれ以外は高め。特に週後半から週末は平年より大幅に高く、季節外れの暖かさとなる。
<ウェザーMDのポイント>
週後半、各地でこの時期としては記録的な高温が予想される。だいたい3月下旬から4月上旬頃の陽気となる所が多い。鍋物需要は一時的に大きく停滞することとなるだろう。白菜や長ネギは八宝菜や味噌汁の具として、提案したいところ。真冬の服装をしていると汗ばむほどの陽気となるため、飲料、アイス、焼き肉用肉など夏向きの商品の需要が大きく伸びる可能性がある。
なお、週後半に気温が大幅に上昇する関係で、日本海側の雪の多い地方ではなだれに最大級の警戒を。
●1月3週(1/16~1/22)の天候予測とMDポイント
気温は徐々に平年並みに戻る
<概況>
冬型の気圧配置が続く。週の初めのうちは弱い冬型だが、徐々に冬型が強まっていく。最近、週末に天気が崩れるサイクルとなっているため、念のためこの週末も低気圧の通過等に注意。
<天候解説>
太平洋側では晴天、日本海側では雪や雨の降りやすい天気が続く。日本海側では週後半に向けて冬型強まる方向のため降り方も徐々に強まっていく可能性。
気温は前週後半の高温の影響が残る週前半はまだ高めだが、徐々に平年並みに戻る。北海道上空には第一級の強烈寒波が襲来するが、あまり南の方まで達せず、影響は北海道に限定的となる可能性が高い。
<ウェザーMDのポイント>
週後半に向けて、気温は徐々に平年並みに戻る。前週の高温の反動もあり、気温以上の寒さを感じることだろう。
鍋物需要が大きく戻る可能性が高く、少なくとも前週と比べて売れ筋は大きく変化するため、売場対応を的確に。
20日(金)は、二十四節気の大寒。これから立春にかけてが一年で最も寒い時期。逆に言うとこれ以上の寒さにはならないという意味でもある。この時期からだは、寒さをしのぐため積極的に熱々のものを食べなくても平気な状態ができ上がっている。それも考慮に入れたメニュー提案を。
<By 常盤勝美>