2月3週/冬型、寒の戻り 2月4週/気温上下の波が大きい状態が続く
●2月3週(2/13~2/19)の天候予測とMDポイント
冬型、寒の戻り
<概況>
13日(月)、日本の南を低気圧が通過する。その後、強い冬型の気圧配置となり、週後半にかけて冬型が続く。週末は日本海を小さな低気圧が通過する。
<天候解説>
13日(月)は北海道の一部を除いて全国的に天気が崩れる。その後、冬型の天気分布となる。週後半にかけて、日本海側では雪や雨、太平洋側でおおむね晴天となる。
週末は北日本の日本海側で小規模に天気が崩れる可能性があるが、それ以外は晴天が続く。
気温は週後半にかけて平年より低め。上空寒気の影響で寒の戻りとなる。週末は各地とも南寄りの風となるため、気温は高め。ポカポカ陽気。
<ウェザーMDのポイント>
引き続き、気温上下の大きな波。週後半にかけては寒の戻り傾向のため、ホットメニューが好まれる。ただ、鍋つゆ需要が大きく拡大するのも、時期的にはそろそろ最後のチャンスかもしれない。
ホット飲料、スープの素、おでんなどはまだ3月頃にかけても、寒の戻りのタイミングで需要が期待される。
週末は気温が上がりポカポカ陽気。春野菜や飲料、ドレッシング、中華惣菜などが好まれる気象条件。同時にスギ花粉の飛散も広い範囲で本格的に始まる可能性があるので、その対策商品展開も有効と考えられる。
ちなみに今回の寒気でも日本海側ではドカ雪の懸念があるため、道路での大規模な立ち往生発生に警戒を。
●2月4週(2/20~2/26)の天候予測とMDポイント
気温上下の波が大きい状態が続く可能性
<概況>
週前半は冬型の気圧配置。週後半~週末のどこかで日本付近を低気圧がする見込み。なお、日本の南海上に弱い前線が停滞する可能性がある。
<天候解説>
地域によって天気傾向はバラバラとなりそう。北日本は週前半と週末の天気が崩れる。東日本~西日本は週半ば雲の出やすい天気が続く可能性があるが、それ以外は週後半にかけて晴れ間が多いと考えられる。週末頃、天気の崩れるサイクル。
気温は前半平年並みか低め。週末高めとなる地域はあるが、一時的と見られる。
<ウェザーMDのポイント>
ここの所、週間予報や1か月予報の内容にブレが見られる。予報が難しい時期で、予報精度が低くなりがちなので、それを踏まえた意思決定を。
気温低めが予想される日が多い予想のため、前週同様、ホット飲料、スープ、練揚物などを意識した売場展開がおすすめ。
時期的に春一番が吹きやすい頃。この期間の週末もその可能性が考えられる。春一番が吹けば気温は大きく上昇し、飲料やアイス、涼味系、乾麺などの需要集中が見られるので、これらの商品について特に、欠品に注意を。
<By 常盤勝美>