6月2週/週後半以降、梅雨前線が停滞 6月3週/梅雨空の日が多い
●6月2週(6/5~6/11)の天候予測とMDポイント
週後半以降、梅雨前線が停滞
<概況>
週前半は日本付近で梅雨前線の活動がやや不活発。緩やかに高気圧の勢力圏内に入る。
9日(金)以降は日本の南に梅雨前線が停滞する。
<天候解説>
東海以西では雲の多い天気が続くが、8日(木)頃までは特にまとまった雨はなく、薄日の差す日もある。9日(金)以降は雨の降りやすい天気が続く。
関東以北では、8日(木)までは曇または晴の天気。東北北部~北海道では寒気の影響で変わりやすい天気となる日がある。
9日(金)以降は、関東甲信、北陸で曇や雨の天気が続くようになる。
気温は、日差しが多めの関東以北で平年並みか高め。東海以西はほぼ平年並み。
<ウェザーMDのポイント>
関東甲信、場合によっては北陸まで梅雨入りが発表される可能性が高い。高湿度対策の除湿剤や除菌消臭剤、食品部門では、殺菌効果が期待されるお酢や薬味類が好まれるので、売り込み強化がおすすめ。
屋外イベントを想定した弁当用食材や、BBQ用食材などは、北海道除いて需要が落ち着くことを想定したい。
●6月3週(6/12~6/18)の天候予測とMDポイント
梅雨空の日が多い
<概況>
日本の南に梅雨前線が停滞する。天気図の変化が小さい。また沖縄の南海上に熱帯低気圧・台風が北上してくる可能性がある。
<天候解説>
北陸・関東甲信以西では曇や雨の天気が続く。東北は初め晴れ間の見られる日があるが、週半ば頃からは曇や雨の天気が続くようになる。北海道は天気が周期的に変化する。
気温は東日本~北日本で平年並みか高めの可能性。それ以外はおおむね平年並み。
<ウェザーMDのポイント>
沖縄の南の方に接近する可能性がある熱帯低気圧・台風の状況によっては、改めて飲料水、保存食、冷凍惣菜、乾電池などの防災用品の売り込みを強化しよう。
例年、梅雨入り直後は、晴れ間の見られる日も多い。この時期晴れ間が見られれば気温が30℃前後まで上がり、湿度も高いため、蒸し暑い陽気となる。のど越しすっきりをアピールできる食品や飲料の強化を。
<By 常盤勝美>