9月2週/全国的に変わりやすい天気 9月3週/ぐずつく天気が多い
●9月2週(9/4~9/10)の天候予測とMDポイント
全国的に変わりやすい天気の日が多い
<概況>
天気図上は全国的に太平洋高気圧の勢力圏内に入っているように見える状態が続くが、日本の南海上にはいくつかの熱帯低気圧が存在し、天候の影響を及ぼす。ひょっとするとそのうちの一つが週後半頃、関東の南東海上、比較的陸地に近いところを通過するおそれがある。
<天候解説>
南から湿った空気が流れ込みやすい状態が続くため、ほぼ全国的に変わりやすい天気の日が多い。
気温は引き続き、北日本中心に平年より高いが、日差しの少ない日が多い分、前週までのような猛暑日が頻繁に出現するような非常に厳しい暑さは一段落。
<ウェザーMDのポイント>
非常に厳しい残暑が少しだけおさまり、体感的には多少しのぎやすくなる。人々の感覚の中でようやく”秋スイッチ”が入る可能性が高い。熱中症対策商品は動きがだいぶ落ち着くと考えられる。秋の味覚に対して関心が向くので、炊き込みご飯の素やフルーツ、揚げ物、中華、パン類などの展開を強化していきたい。
●9月3週(9/11~9/17)の天候予測とMDポイント
曇や雨のぐずついた天気の日が多い
<概況>
日本付近には秋雨前線に相当する雨雲が停滞しやすい。週半ば~後半頃、北日本を気圧の谷が通過する見通し。
<天候解説>
この期間も広い範囲で曇や雨のぐずついた天気の日が多い。週後半は晴れ間が見られる日もある。気温はまだまだ平年より高めが続くが、週後半以降、北日本上空に寒気が入る可能性があり、週末は幾分平年並に近づくところが多そう。
<ウェザーMDのポイント>
週後半、気温がだいぶ平年並に近づくことで、北日本などでは少し涼しさを感じられるようになりそう。ホットメニューに対する関心が高まる。まだ外の気温は30℃前後まで上がる日もあるので、熱々の鍋物料理などは動きは小さいが、さっぱりヘルシーなおでんや野菜スープなどは今季初の需要の高まりが期待できるかもしれない。
<By 常盤勝美>