10月1週/一気に季節が進む 10月2週/全国的にほぼ平年並みの気温
●10月1週(10/2~10/8)の天候予測とMDポイント
一気に季節が進む
<概況>
4日(水)~5日(木)にかけて、北海道付近を低気圧が発達しながら進む。また週末は秋雨前線が西からのびてきて、日本のすぐ南に停滞する。また、先週末に発生した台風14号が週前半、南西諸島
西部に接近するが、現時点ではその後も西に進む予想となっている。
<天候解説>
先島諸島では週前半、台風接近による強い雨風と高波に注意。4日(水)~5日(木)は低気圧通過にともない北日本方面では荒れた天気となる可能性。また週末は西から天気が崩れ、雨の範囲が徐々に東に広がる予想。今週末は3連休だが、後半中心にあいにくの天気となるところが多い。
気温ははじめ平年より高めだが、週半ばの低気圧通過によって空気が入れ替わり、季節が一気に進む。週後半以降は全国的にほぼ平年並みの水準に。ようやく残暑が終わりそう。
<ウェザーMDのポイント>
今週後半からようやく本格的な秋の深まりを実感できる陽気となりそう。暑さを感じなくなり、体を温めるホットメニューに関心が向くようになる。おでん、練揚げ物、スープの素などには好適な条件と考えられる。
また、北西季節風が吹くと、これまでに比べると湿度が下がる。乾燥対策商品に関しても需要の高まりが期待できる。なお週末3連休はあいにくの天気となる地域が多い予想。この週末に運動会が計画されている地域は、開催が不規則になる可能性が高まっているため、弁当用食材の発注強化のタイミングの見極めが重要となってくる。
●10月2週(10/9~10/15)の天候予測とMDポイント
全国的にほぼ平年並みの気温
<概況>
週前半は日本のすぐ南に秋雨前線が停滞。週後半以降は低気圧高気圧が日本付近を交互に通過するパターン。
<天候解説>
週前半は前線の影響を受け、北海道を除いてすっきりしない天気の日が多い。週後半は全般に天気が周期的に変化する。
気温は平年並みか、週前半は日差しが少ない分やや低めのところも。週末はまた少し平年より高めとなる。気温が全国的に平年並みとなれば、実質約5カ月ぶりくらいかもしれない。
<ウェザーMDのポイント>
引き続き朝晩はめっきり冷え込むことが予想されるため、ホットメニューの他、体を温めるカイロなども積極的に陳列していきたい。
ただし、週末以降はまた気温が上向きとなる懸念もあるためこのまますんなりと鍋物商材の売場を大幅に広げるべきかどうかは、週間予報で気温予想を読み取ってから見極めていただきたい。
例年なら台風シーズンも終了する頃だが、今年は夏の暑さが長引いたこともあり、念のためもう少し様子見で。
<By 常盤勝美>