10月5週・11月1週/週後半は季節外れの高温 11月2週/週前半は冬型の気圧配置
●10月5週・11月1週(10/30~11/5)の天候予測とMDポイント
週後半は季節外れの高温
<概況>
1日(水)~2日(木)にかけて、北海道を低気圧が足早に通過する。また5日(日)~6日(月)にかけても、日本付近を深い気圧の谷が通過する。それ以外は高気圧に覆われるところが多い。
<天候解説>
東北北部~北海道では週半ば以降、曇や雨の天気が続きやすい状況となるが、それ以外の地方は4日(土)にかけておおむね晴天が続く。
5日(日)は全国的に天気が崩れ、荒れた天気となるところもありそう。
気温は週前半、平年並みか若干高い程度。週後半は南からの強い暖気が入るため、各地とも気温が高めになる。季節外れの高温が予想される。
<ウェザーMDのポイント>
週後半は気温がかなり高めとなる予想で、鍋物商材の動きがかなり鈍くなる懸念がある。焼き肉用の薄切り肉、焼き魚用の切り身や刺身などを積極的に提案したい。
なお週末は3連休となるが、最終日の5日(日)はほぼ全国的に天気が崩れ、荒れた天気となるところもある見通し。行楽にはあいにくの日曜日となりそう。行楽用品、弁当用品等は、連休前半を想定して早めに展開を。
●11月2週(11/6~11/12)の天候予測とMDポイント
週前半は冬型の気圧配置
<概況>
6日(月)~7日(火)にかけて低気圧がオホーツク海方面で発達し、日本付近は冬型の気圧配置となる。ただ、この冬型はあまり長く続かない可能性が高く、週後半にはまた広く移動性高気圧に覆われる。
<天候解説>
週の初めは冬型の天気分布。日本海側の各地ではしぐれ、太平洋側では晴天。
週後半は、太平洋側で引き続き晴れやすい日が多く、北日本の日本海側でも晴れ間の見られる日がある。
気温は冬型の気圧配置で上空に強めの寒気が流れ込むため、初めは低め。しかしこの寒気は一過性で、週後半はまた全般に気温は平年並みか高めで、穏やかな陽気となる。
なお、寒気の状況によっては北海道平野部に加えて東北北部平野部でも初雪となる可能性がある。
また、東京地方、近畿地方では木枯らし1号が吹く可能性がある。
<ウェザーMDのポイント>
週前半は気温が急降下の可能性があるので、一気に鍋物商材に興味が集中しやすい気象条件。
また、気温の大きな上下によって、体調を崩す人が多くなりやすい状況。のど飴、おかゆ、スポーツ飲料、サプリメント、長ネギなど、風邪対策商品の売り込み強化を忘れずに。
一方で、週前半の冷え込みはあまり長引かない可能性が高い。週後半はまた鍋物の動きがやや鈍ることを想定し、そのときどきの陽気に合わせた臨機応変なメニュー提案をしよう。
<By 常盤勝美>