1月2週/10日(水)は全国的に天気が崩れる 1月3週/週末、北海道方面には強い寒気南下
●1月2週(1/8~1/14)の天候予測とMDポイント
10日(水)は全国的に天気が崩れる
<概況>
10日(水)は日本付近を二つ玉低気圧が通過する予想。その後すぐ冬型の気圧配置とはならず、北日本方面には週末にかけて小さな低気圧が立て続けに進む。一方、東日本~西日本では高気圧の勢力圏内。
<天候解説>
10日(水)は全国的に天気が崩れる。雪ではなく、雨の地域が多いが、東日本内陸部の標高の高い地域では大雪に発展するおそれがあるので、念のため今後の情報に注目を。それ以外の日も、北日本の日本海側では雪や雨の降りやすい日が多いが、太平洋側ではおおむね晴れる。
気温は強い寒気の影響ではじめ低めのところもあるが、週半ば以降はまた高め。南風が入り、かなり高めになるところもありそう。
<ウェザーMDのポイント>
10日(水)の天気の崩れは、今後の情報に注目を。都市部では大雪となる可能性は極めて低いが、東日本の内陸部山間部ではまとまった雪となって、高速道路などは影響を受ける可能性がある。物流の遅延等が発生するおそれもあるので、注意が必要だ。
それ以外は気温高めの日が多く、鍋物食材にとってはイマイチ売上げの伸び悩みが懸念される気象条件。ステーキなどの塊系の肉など、ボリュームのある煮込み料理などをおすすめしたい。
週末は大学入学共通テスト。例年その週末は天気が荒れやすいというジンクスがある。今年も北陸以北の日本海側ではまとまった雪となり交通機関への影響も考えられるため、当日は試験会場に向けて余裕を持った移動計画を。
●1月3週(1/15~1/21)の天候予測とMDポイント
週末、北海道方面には強い寒気南下
<概況>
冬型の気圧配置となる日が多いが、週半ば頃、日本付近を低気圧が通過する可能性がある。
<天候解説>
週半ばはまた全国的に天気が崩れる。それ以外は冬型の天気分布で、北陸以北の日本海側では雪や雨、太平洋側はおおむね晴天となる。週末北海道上空には強い寒気が南下する見通しで、北海道では雪の降り方が強まる。
気温は全般に平年並みか高めの日が多いが、北日本では週後半~週末は平年並みか低めの日もある。
<ウェザーMDのポイント>
週半ばにかけてはまだ強い寒気の南下はなく、引き続き鍋物食材はイマイチ売上げの伸びが弱そう。
20日(土)は二十四節気の大寒。1年で最も寒い時期に入る。日々の天気・気温変化が小さくなる時期のため、お客さまの食ニーズの変化幅も小さく、一方で鍋物料理はだいぶ飽きが来る頃でもある。多国籍メニューを適宜紹介するなど、お客さまを飽きさせない工夫も大切。
<By 常盤勝美>