2月2週/南岸低気圧のち弱い冬型 2月3週/春一番に向けて準備をする時期
●2月2週(2/5~2/11)の天候予測とMDポイント
南岸低気圧のち弱い冬型
<概況>
週の初めは日本の南を低気圧がやや発達しながら進む。その後は弱い冬型の気圧配置。日本の南海上を小さな低気圧が断続的に通過するが、太平洋側の各地の天候に与える影響は小さい見込み。
<天候解説>
5日(月)~6日(火)は東日本の太平洋側中心にまとまった雪に注意。
その後週後半にかけて冬型の天気分布となるが、冬型が弱いことと寒気がそれほど強くないことから、日本海側での雪の量は限定的となる。週末は少しだけそれらの地域での雪の降り方が少し強まる。
気温ははじめ低めのところがあるが、全般的には平年並みかやや高めの日が多い。
<ウェザーMDのポイント>
東日本の太平洋側での大雪が一段落して穏やかな天候が戻ってきたら、スギ花粉の飛散規模がまだ一段大きくなる可能性が高い。花粉症対策商品の特設売場準備を。
立春を過ぎ、これからの寒さは「余寒」「寒の戻り」と呼ばれることとなる。今週は週半ば以降、寒さが緩む。飲料、アイス、スライス系の肉など春夏向けなアイテムを積極的に展開したい。
●2月3週(2/12~2/18)の天候予測とMDポイント
春一番に向けて準備をする時期
<概況>
週の半ば~後半頃、日本海を低気圧が発達しながら進む可能性がある。その後、週末は冬型の気圧配置。
<天候解説>
週の半ば~後半の低気圧通過に際しては、一時的に雨風強まり荒れた天気となる可能性がある。その後は冬型の天気分布。日本海側で雪の降り方が強まる。
気温は半ば~後半頃中心に高め。週末は平年並みか低くなる可能性もあるが、低温のレベルは限定的。
<ウェザーMDのポイント>
週半ば~後半頃、日本付近を通過する低気圧は、コース次第では各地に春一番をもたらす可能性がある。今後の情報に注目を。
今冬は暖冬傾向で、すでに春夏物が既に動き始めていると想定されるが、もし春一番が吹くとなれば、さらに春夏物への関心が高まることが予想される。飲料、アイスだけでなく、乾麺、めんつゆ、ポーションタイプのコーヒーやガムシロップなど、売場比率を春夏仕様に切り替えるには好適な頃合いと考えられる。
<By 常盤勝美>