3月2週/まだまだ寒の戻りが続く 3月3週/気温は上向き
●3月2週(3/4~3/10)の天候予測とMDポイント
まだまだ寒の戻りが続く
<概況>
5日(火)~6日(水)にかけて、日本の南を低気圧が発達しながら通過する。8日(金)頃も関東の南で低気圧が発生し、発達しながら東に進む。それ以外の日は冬型の気圧配置となる。
今週も断続的に寒気が南下する。
<天候解説>
5日(火)~6日(水)は全国的に天気が崩れ、東日本の内陸部標高の高い地域では大雪のおそれがある。また8日(金)も関東~東北の太平洋側でまとまった雨や雪の可能性となる。ただいずれの天気の崩れも、元となる低気圧の動きが速いため、雨や雪の降っている時間はそれほど長くはならない見通し。
それ以外は北日本を中心に弱い冬型の気圧配置となる。週後半~週末は東北の日本海側で雪の量がまたやや多くなりそう。
気温は日によっては平年より高めとなることもあるが、基本的には平年並みか低め。寒の戻り傾向が続く。
<ウェザーMDのポイント>
近年には珍しく3月に入って本格的に寒さが戻っている。今週の天気の崩れでも、東北や関東北部山間部などではまとまった雪の可能性がある。
からだをすぐさま温めることができるホット飲料やレトルトのおでん、カップスープの素などの提案をしよう。鍋つゆなども、売上水準はピーク期ほどには届かないが、在庫圧縮には好適だ。
来週からはまた気温が高めとなる予報のため、冬物や寒さ対策商品は今週中に積極的に売り込み、在庫を圧縮させたい。
●3月3週(3/11~3/17)の天候予測とMDポイント
気温は上向き
<概況>
週の前半、また日本の南を低気圧が通過する見込み。
週後半から週末にも日本付近を低気圧が通過する。
<天候解説>
全般に、天気は周期的に変化する。週の前半及び週後半~週末のどこかで天気が崩れるサイクルとなる可能性が高い。
気温は週初め、まだ寒の戻りの影響が少し残るが、週末に向けて上向きとなる。週後半は平年より高い日が多そう。
<ウェザーMDのポイント>
早い地域では、この週末頃からソメイヨシノがちらほら咲き始める見通し。天気予報やワイドショーなどで
各地の桜の標準木のつぼみの膨らみ状況を連日報道されるだろうから、その状況を見ながら、開花時期とピークを見極めたい。
週後半以降は寒の戻りもおさまり、春本番の暖かさが期待されるため、春野菜をふんだんに使った料理メニューなども売場で積極的に提案したい。
<By 常盤勝美>