5月4週/南西諸島以外は曇や晴れ 5月5週/週前半は天気ぐずつく
●5月4週(5/20~5/26)の天候予測とMDポイント
南西諸島以外は、曇や晴れの天気が続く
<概況>
20日(月)は日本の南を低気圧が進む。その後、本州付近は高気圧に覆われるが、南西諸島方面には梅雨前線が停滞するようになる。
<天候解説>
20日(月)は、低気圧の影響を受ける東日本から北日本で雨となる。また21日(火)以降南西諸島では曇や雨の天気が続くようになるが、それ以外は週末にかけて曇または晴の天気。前回の多少雲の出やすい日も多いが、大きな天気の崩れにはならない見通し。
気温は西日本で平年並かやや高め。東日本~北日本では平年より高め。北の地方ほど、気温が平年より高めの幅が大きい。
<ウェザーMDのポイント>
季節の進みとともに徐々に湿度が高まっている。週半ば以降はさらに、ジメジメ・蒸し蒸しした陽気となる日が増えてくると予想される。消費者の梅雨対策商品に対する関心が高まるため、雨具、除湿剤、薬味用野菜などの売り込み強化を。
なお、現段階での予想では、今週末25日(土)は南西諸島を除くほぼ全国的におおむね晴天が予想されており、運動会日和となる見込み。弁当用食材の発注仕入れは引き続き積極的にしよう。
●5月5週(5/27~6/2)の天候予測とMDポイント
週前半は天気ぐずつく
<概況>
週前半、日本海を低気圧が進む。その後前線が西日本の南海上に停滞。東日本~北日本では高気圧に覆われる可能性が高い。
<天候解説>
南西諸島では曇や雨のぐずついた天気が続く。それ以外の各地も週前半は低気圧や前線の影響を受けて天気が崩れるが、東日本~北日本では週半ば以降は天気が回復して晴れ間が見られる可能性が高い。
西日本の週後半の天気は、現時点で不透明。日差しの少ない状態が続く可能性がある。
気温は引き続き平年並か高め。この期間、寒気の影響はほぼないものの、西日本中心に日差しが少なく、気温上昇が抑制されるため、西日本では極端な高温は考えにくい。
<ウェザーMDのポイント>
九州南部での梅雨入り平年日(5月30日)が近づき、場合によっては近畿以西でも梅雨入りが発表される可能性があることを念のため想定しておいていただきたい。週前半の雨が、災害に発展する可能性があるほどのまとまった量となる場合あるいは、週後半もすっきりしない天気が続くと予想される場合は梅雨入り発表の可能性が高まる。
東日本~北日本では、近年の気象庁の梅雨入り発表状況などを勘案すると、まだ時期的に梅雨入り発表の可能性は低いと考えられる。
晴天が期待できれば週末は運動会やBBQ、キャンプなどには好適な気象条件のため、それに関連する食材の発注を強化したい。一方ですっきりしない天気が予想される場合はアウトドアレジャーをする人の割合が少なくなるため、発注強化する食材が変わる。
<By 常盤勝美>