5月5週/週前半は梅雨前線+台風1号 6月1週/オホーツク海高気圧で気温低め
●5月5週(5/27~6/2)の天候予測とMDポイント
週前半は梅雨前線+台風1号
<概況>
28日(火)は日本付近を低気圧が進む。その後、26日(日)にフィリピンで発生した台風1号が、日本の南海上を北東進し、関東の南東海上に達する。
<天候解説>
天気の変わりやすい1週間となる。
週前半は低気圧による雨。台風1号の遠い影響を受けるため、雨量が多くなるところがある。週半ばは一旦晴れるが、週後半は東日本中心に台風1号接近による雨。関東の南東海上に達するころには台風はだいぶ勢力を弱めているため、極端な大雨の可能性は低いが、念のため注意。
なお南西諸島では期間を通してすっきりしない天気の日が多い。
気温は平年並みか低め。日差しが少なく、また台風や梅雨前線に向けて風向きが北寄りとなる影響。ただ一方で湿度が高まるため、じめじめした陽気を感じる。
<ウェザーMDのポイント>
前週までの暑さは一段落する。日中は比較的過ごしやすい陽気の日が多い。ただ、湿度が高く、また朝晩の気温が下がりにくい日も多いため、厚めの掛布団をかけて寝ていると少し寝苦しさを感じられるようになる。また日中も、ややじめじめした陽気を感じる。
高湿度対策の乾燥除湿剤など、実需要がどんどん高まっていくため、売場ではこまめに在庫状況の確認を。食料品に関しても、毒消しあるいは殺菌効果のあるものが好まれやすい状況だ。
なお現段階での予想では、今週末1日(土)は、東日本を中心に雨となる可能性が高く、北海道や西日本の日本海側を除いて、運動会開催は全般に黄色信号。翌2日(日)は天気が回復する可能性が高まるため、2日(日)に延期する地域も想定される。そのことをある程度頭に入れて弁当用食材の発注仕入れを。
●6月1週(6/3~6/9)の天候予測とMDポイント
週前半はオホーツク海高気圧で気温低め
<概況>
週前半はオホーツク海高気圧の勢力が日本列島に及ぶ。週後半は西から梅雨前線が北上傾向。
<天候解説>
南西諸島では引き続き曇や雨のぐずついた天気の日が多い。それ以外の各地は週前半、オホーツク海高気圧に覆われて晴れ間が見られる。週後半は西から梅雨前線の影響を受けやすくなり、曇りがちの天気が続くようになる可能性。
気温は平年より低め。オホーツク海高気圧から比較的冷涼な北寄りの風が入るため。湿度も下がり、清々しい陽気を感じる。週後半は徐々に低温傾向が解消する。
<ウェザーMDのポイント>
西日本から東日本各地で梅雨入り平年日を迎えるこの時期。週後半の天気の崩れが、梅雨入り発表の一つの目安となる可能性。週末天気がぐずつく予想となれば、アウトドア用品やBBQ用食材、帽子、日傘などは一旦売上伸び悩み期に入ると考えられる。代わりに防災用品などの売場にシフトするとよい。
週前半は、湿度もそれほど高くなく、カラリとした陽気を感じる可能性。冷たい飲み物食べ物でも、多少濃厚さのある炭酸飲料やソフトクリームなどが好まれる。
<By 常盤勝美>