7月5週・8月1週/北陸~東北で梅雨明け、週前半は猛烈な暑さ 8月2週/猛暑少しおさまる
●7月5週/8月1週(7/29~8/4)の天候予測とMDポイント
北陸~東北で梅雨明け、週前半は猛烈な暑さ
<概況>
29日(月)~30日(火)にかけて北海道付近を低気圧が通過した後、北日本方面に停滞していた梅雨前線は天気図上から姿を消す見込み。その後は週末にかけて、全国的に太平洋高気圧に覆われる。
<天候解説>
北陸~東北での梅雨末期の大雨もおおむね30日(火)頃まで。その後は徐々に太平洋高気圧の勢力圏内に入り、晴天が続くようになる。それ以外の地方は連日夕方~夜内陸部を中心ににわか雨雷雨の可能性はあるものの、晴天が続く。
気温は全国的に高め。特に週前半は広い範囲で最高気温35℃以上、内陸部などでは40℃前後まで上がる猛烈な暑さとなる。
<ウェザーMDのポイント>
週前半を中心に、広い範囲で猛烈な暑さとなる。一定時間以上屋外に居ることがあればそれだけで熱中症リスクが非常に高まるため、自身の命を守るためにも、屋外作業時はこまめな休憩と水分補給を。今週ようやく梅雨明け発表の可能性が高い北陸、東北地方含め、熱中症対策商品、スタミナ系食材の売り込みを強化したい。またアイスなども、需要の集中による欠品が発生しないように、こまめに在庫状況の確認を。
●8月2週(8/5~8/11)の天候予測とMDポイント
猛烈な暑さは少しだけおさまる
<概況>
基本的に、日本付近は太平洋高気圧の勢力圏内に入る。日本の南海上では雲がわきやすく、熱帯低気圧が発生する可能性がある。ただこの期間は日本列島に直接影響が及ぶことは考えにくい。
<天候解説>
全国的に夏空が広がる可能性が高い。ただ週半ば以降、もし日本の南海上に熱帯低気圧が発生すれば、太平洋側の地方など、多少変わりやすい天気となる可能性がある。
気温は高めだが、日本の南海上で太平洋高気圧の勢力が幾分後退する可能性があるため、前週ほどの猛烈な暑さにはならない可能性が高い。とはいえ、連日35℃前後の猛暑は想定するべき。
<ウェザーMDのポイント>
週後半以降、また日本の南海上に熱帯低気圧あるいは台風がやって来る可能性があり、本州方面でも本格的な台風シーズン突入という印象。防災意識が高まり、関連商品の需要が大きく伸びることが予想される。
週末以降お盆休みに入る企業も多いと考えられるが、年によってはお盆休み期間に台風や前線の影響で大雨に見舞われることがある。そもそもお盆休み期間は通常とは異なる来店客数動向となるが、それに加えて天気による客数変動も発生するので、来店客数の読みに注意。
<By 常盤勝美>