8月3週/週前半と週後半に台風の影響 8月4週/高温傾向は続くも天候状況は不透明
●8月3週(8/12~8/18)の天候予測とMDポイント
週前半と週後半に台風の影響
<概況>
12日(月)は台風5号が上陸後、東北地方を横断する。また週後半以降、日本の南海上から別の台風(6号ではない)が北上し、週末にかけて東日本~北日本に接近する。
<天候解説>
週初めは台風直撃の影響を受けて北日本~北陸で荒れ模様の天気のところが多い。また週後半は別の台風接近に伴い南から湿った空気が流れ込む影響で東日本~北日本で変わりやすい天気。それ以外は雲の出やす日が多いものの、晴れ間が見られる。
気温は引き続き全般に高め。全般に厳しい残暑。ただ週後半は東日本~北日本など、日差しが幾分少なるなる影響で猛烈な暑さはおさまる。
<ウェザーMDのポイント>
現状、「南海トラフ地震臨時情報」発表を受けて、防災用品の特需的動きが見られているものと考えられるが、この後特に大きな変化がなければ、今週中に一旦その情報の発表は終了し、平常の状態に戻るものと考えられる。ただ、ちょうど台風がまた東日本方面に接近するため、引き続き防災用品の需要レベルは高い状態と考えられる。お客様に冷静な消費をお願いしつつも、供給体制をキープしたい。
週後半は猛烈な暑さが一段落するが、まだ秋の気配というほどではなく、引き続きスタミナ系食材、暑さ対策商品の需要の伸びが期待される。
●8月4週(8/19~8/25)の天候予測とMDポイント
高温傾向は続くが、天候状況は不透明
<概況>
(現段階で)東日本方面へ接近が予想される台風が日本から遠ざかっても、日本のすぐ南海上には小さな熱帯低気圧が点在する状況が残る。また、台風の後なので状況は不透明だが、週後半は北日本方面で秋雨前線の活動が活発化する可能性がある。
<天候解説>
週前半は全般に変わりやすい天気。週後半は関東以西の地方中心に晴れ間が多くなると考えられるが、北陸以北は秋雨前線の状況次第では曇や雨の天気の日が多くなる可能性がある。
気温は全般に高めの予想だが、日差しが少ない週前半は極端な高温にはならない地域が多い見通し。
<ウェザーMDのポイント>
8月20日前後というと、例年であれば、秋雨前線が南下して一日中雨の降りやすい天気となり、暑さが一段落する日が見られる頃。いわゆる”秋スイッチ”が入り、甘味やきのこ類、ホットメニューなどへの関心が高まるきっかけとなるはずだが、今年は昨年同様、残暑が長引く予想となっており、まだまだ秋の気配を感じられるような陽気となる可能性は低い。売場の秋仕様への移行は、まだまだ時期的には後ろ倒しがおすすめ。
ただ東北~北海道では秋雨前線の状況によっては気温の上がり方が鈍くなったり、北から少し乾いた空気が流れ込んだりする可能性があるため、ひょっとしたら秋の気配を感じられる日が出てくる可能性がある。予想最低気温がおおむね18℃を下回ったら、売場で少し秋を意識したい。
<By 常盤勝美>