10月2週/週前半は秋雨前線の影響 10月3週/秋晴れの日が多い
●10月2週(10/7~10/13)の天候予測とMDポイント
週前半は秋雨前線の影響
<概況>
週前半は日本付近に秋雨前線が停滞。その中で日本の東を北上すると予想される熱帯低気圧あるいは台風の刺激を受けて、活動が活発化する。
週後半以降、日本付近は広く移動性高気圧に覆われるようになる。
<天候解説>
週前半は広い範囲で雨が降りやすい。活動が活発化するため、比較的広い範囲で大雨に発展する恐れがある。秋の長雨シーズン末期。そもそも1年の中でも大雨に見舞われやすい時期なので、気象庁から発表される情報に注目を。
週後半以降は、関東以西の太平洋沿岸地域で多少雲の出やすい天気となるが、全般には晴れ間が多くなりそう。
気温は前半平年並みか低め。天気のぐずつく日が多いため、気温の上がり方は鈍い。週後半は日差しが戻り、全般に高め。残暑というほどではないが、この時期としては汗ばむほどの陽気。
<ウェザーMDのポイント>
1週間の中でも、日によって気温の上下が大きく、陽気の寒暖差が激しそう。陽気に合わせて売場を変えるオペレーションは大変ではあるが、陽気の変化が大きい時期はむしろ日によって関心が大きく変化するため、売上拡大につなげやすいと考えることができる。
前半は季節並みの陽気か、少し肌寒さを感じるほどの気温が予想されるため、ホットメニュー中心。後半はまた汗ばむほどの陽気に戻るため、中華や焼き物料理などを意識して提案すると、お客さまのニーズと共鳴しやすい。
●10月3週(10/14~10/20)の天候予測とMDポイント
秋晴れの日が多い
<概況>
週前半、日本付近は広く移動性高気圧に覆われる。
週半ば~後半頃、北日本方面を気圧の谷が通過する可能性がある。
<天候解説>
基本的には晴れ間の見られる日が多い予想。週半ば~後半、気圧の谷が通過する際は、北日本中心に変わりやすい天気となる。上空の偏西風の流れる向きの影響で、南寄りの風となりやすく、上空寒気が南下できない状態となっているため、気温は全般に高めが続く。
<ウェザーMDのポイント>
この時期としてはまだ暑いくらいの陽気が予想されるが、秋の長雨シーズンがほぼ終わり、秋の運動・行楽シーズンピーク到来。弁当用食材を中心とした品ぞろえの充実を。
また、予想最高気温がおおむね25℃以上と予想される場合は、熱中症対策としてスポーツドリンクも売り込みたい。
運動会などを機に家族などが集まりやすい時期でもあるので、オードブルやバーベキュー用食材の提案もおすすめ。
<By 常盤勝美>