12月2週/冬型続き、寒気さらに強まる 12月3週/基本的には冬型の気圧配置
●12月2週(12/9~12/15)の天候予測とMDポイント
冬型続き、寒気さらに強まる
<概況>
13日(金)頃、日本付近を小さな低気圧が通過する可能性があるが、気日本的には冬型の気圧配置が続く。週後半は一層強い寒気が南下する見通し。
<天候解説>
13日(金)は全国的に雲の取れにくい天気。それ以外の日は冬型の天気分布。日本海側では雪や雨が降りやすく、太平洋側では晴天。
気温は西日本の一部で前半高いところもあるが、平年並みかやや低め。特に週末は強い寒気の影響で低めとなるところが多い。
<ウェザーMDのポイント>
西日本では週前半寒さ緩むところもあるが、全般には週末に向けてさらに寒さが厳しくなる方向。熱々の冬物メニューが好まれる。料理の熱さだけでなく、食材の持つ体内産熱効果をからだは無意識のうちに期待しているため、ボリューム感のある料理、保温効果のある料理が好まれる。具体的には肉を多く使った鍋物料理や味噌仕立て、ホワイトクリーム仕立ての料理など。
週末は「ふたご座流星群」のピーク。太平洋側の地方では観察できるところがあるが、日本海側ではあいにくの天気が予想され、観察は難しそう。いずれにしても夜は厳しい冷え込みとなる見通しのため、防寒対策をしっかりと。
●12月3週(12/16~12/22)の天候予測とMDポイント
基本的には冬型の気圧配置
<概況>
基本的には、冬型の気圧配置が続く見込み。週半ば一旦寒気が緩むが、週後半はまた上空に強い寒気が南下する可能性がある。さながら、少し早めのクリスマス寒波。
<天候解説>
冬型の天気分布が続く。週半ば、一旦日本海側での雪や雨の降り方が弱まるが、週末はまた大雪、大雨のおそれがある。
気温は週半ば一時的に平年並みかやや高めとなる可能性があるが、おおむね平年並みかやや低め。
<ウェザーMDのポイント>
前週末から、特に強い寒気が断続的に南下する予想で、日本海側では雪の降り方が強まる。短時間の局地的なドカ雪で、大規模な交通障害が発生するリスクが高まるため、物流計画には最新の気象情報をこまめにチェックしよう。
特に「顕著な大雪に関する気象情報」が発表された場合、そのような交通障害などがすでに発生しているか、発生する可能性が極めて高いような大雪が降っていて、しかもまだ継続する予報であることを示す。
西日本の平野部でもさらに雪の地域が拡大する可能性が高いため、雪対策商品の展開を忘れずに。
<By 常盤勝美>