12月5週・1月1週/寒気の動きが早く、気温が上下 1月2週/寒気が西回りで入る
●12月5週/1月1週(12/30~1/5)の天候予測とMDポイント
寒気の動きが早く、気温が上下する
<概況>
北日本では冬型の気圧配置となる日が多いが、東日本~西日本にとっては冬型緩み、高気圧に覆われる。
<天候解説>
全般に冬型の天気分布。日本海側では雪や雨が降りやすく太平洋側では晴天となる。東日本~西日本では風も比較的弱く、穏やかな天候となる。
北日本では断続的に南下する寒気の影響で、雪の降り方が強くなったり弱くなったりを繰り返す。
気温は北日本で平年並みか低めだが、東日本~西日本では気温上下名のみが大きく、トータルではおおむね平年並みかところによってはやや高め。
<ウェザーMDのポイント>
上空寒気の動きが速いため、時期によって地域によって気温上下の波が大きくなる。北日本の日本海側では雪の降り方が強まる日があるため、初詣など人出にとっては幾分ネガティブとなりやすい気象条件だが、東日本~西日本の太平洋側では比較的穏やかな年越しとなり、多くの人出が期待できそう。
●1月2週(1/6~1/12)の天候予測とMDポイント
週半ば以降、寒気が西回りで入る
<概況>
週前半、日本付近を弱い気圧の谷が通過した後、週半ば以降、冬型の気圧配置が強まり、寒気が西回りに南下する。
<天候解説>
週前半は全般にやや雲多めだが、週半ば以降はまた冬型の天気分布。日本海側では雪や雨が降りやすく太平洋側ではおおむね晴天。週半ば以降、日本海側ではまた雪の降り方が強まるおそれ。
気温は週前半は平年並みだが、後半は寒気が西回りで入る影響で西日本中心に低めの予想。
<ウェザーMDのポイント>
年明け、西日本を中心に厳しい寒さとなる予想。平野部でも雪の積もる可能性があるため、除雪用品や精肉類、ホット飲料の売り込み準備を。
北陸や山陰などでも、短時間のドカ雪による交通障害のリスクが高まる。
太平洋側では空気の乾燥が一層進むため、従業員の安全管理、売場づくり、あらゆる方向性で、インフルエンザなどの感染症対策を念入りに。
<By 常盤勝美>