1月4週/気温高め 1月5週・2月1週/週後半、寒気が西回りに入る
●1月4週(1/20~1/26)の天候予測とMDポイント
気温は高め
<概況>
弱い冬型の気圧配置が続く。週末は冬型がやや強まる。
<天候解説>
弱い冬型が続くため、天気分布も冬型の典型的なパターン。北陸以北の日本海側では雪や雨が降りやすく、太平洋側ではおおむね晴天。目立った寒気の南下はないため、北陸の平野部では基本的に雨の見通し。
週末はまたこれらの地方で雪の降り方がやや強まるが、大雪に発展するレベルではないと予想される。
気温は初め平年より高め。この時期としてはかなり穏やかな陽気となる。週末は平年並みか多少高い程度。
<ウェザーMDのポイント>
20日は二十四節気の「大寒」。これから立春までが最も寒い時期。ただし今週は比較的穏やかのため、熱々鍋物料理を積極的に食べなくてもしのげる寒さ。鍋物料理よりは少し軽めのおでんや野菜スープ、煮込み料理、揚げ物などが好まれると考えられる。
東京都の発表によると、早くも17日(金)に都内ではスギ花粉の飛散を観測した地点があるそうだ。比較的穏やかな陽気で風もそれほど強くなく雨も降っていなければ花粉の飛散量が多くなるため、今週は症状を感じ始める人の割合が東日本~西日本で徐々に多くなりそう。
花粉症対策におすすめなメニューや食品、症状を抑えたり和らげたりする薬など、売場拡大を積極的に。
●1月5週・2月1週(1/27~2/2)の天候予測とMDポイント
週後半、寒気が西回りに入る
<概況>
週の前半は日本海を低気圧がやや発達しながら進む。
その後は徐々に冬型の気圧配置が強まっていく。今回の寒気は西回りに南下してくる。
<天候解説>
27日(月)~28日(火)は全国的に天気が崩れる。南寄りの風が強まるため、北海道以外は、平野部は雨の可能性が高い。
その後は徐々に冬型の天気分布に戻る。寒気が西回りに入るため、週後半は西日本の平野部でも雪の可能性がある。寒気の流れ込みが遅れる東日本や北日本は比較的穏やかな天候が週後半にかけても続く。
気温は週半ば頃にかけて高め。その後西日本では急激に気温が下がるが、北日本ではこの時期としてはやや高めの気温が続く。厳しい寒さという感じではなさそう。
<ウェザーMDのポイント>
週後半以降は西日本中心にまた厳しい寒さが戻る見込み。前週から当週前半は比較的穏やかな陽気の日が多かったため、この2週間程度の間でも寒暖差の大きい状態がうまれる。
陽気の激しい変化に体調を崩す人が増える懸念。花粉症対策に加え、風邪対策、栄養補給訴求もポイントとなるだろう。
<By 常盤勝美>