Feb.5週~Mar.1週/週初めと終わりは気温低め 2週/寒暖の差
【2月第5週~3月第1週(2/27~3/4)のお天気予測と販促ポイント】
西高東低の冬型の気圧配置は、
日本海側で雪、太平洋側で乾燥した晴天が
続きやすいという天候パターン。
今週以降、このパターンから
本格的な変化が見られる。
この1週間は日本の南を前線が停滞しやすく、
東日本~西日本ではすっきりしない天気の日が多い。
菜種梅雨。
ただし、この期間は
特にまとまった雨に発展することはなさそう。
週前半は前週末からの寒気の影響が残るため、
気温は全国的に低く、余寒厳しいが、
週半ばは一旦寒気が大幅に後退する。
よって、全国的に昇温傾向となる。
東北北海道では本格的な
春の到来を感じる陽気となりそう。
東日本~西日本では
朝晩の冷え込みは弱まるものの、
日差しが少ない分、
日中の気温の上がり方は鈍く、
あまりポカポカ陽気を実感できないかも。
ただ、いずれにしても、
鍋物料理・おでんを中心とした食卓から、
各家庭では大きな変化が見られているはず。
パン、中華、パスタが
この時期の”三種の神器”
晴れて気温が上がればサラダ類も良いが、
青果相場の影響をより強く受けるため、
今年に関してはまだ売れ行きとしてはイマイチ。
スギ花粉の本格的な飛散が始まっている。
スギ花粉は風がそれほど強くなく、ほど良く吹き、
気温が平年を上回る晴れた穏やかな日に多く飛びやすい。
そのような気象条件に該当した日は、
入口付近に特設売り場をつくると良い。
【3月第2週~3月第1週(3/5~3/11)のお天気予測とMDポイント】
北極方面からの寒気の流れ出しも
そろそろガス欠気味。
この期間は日本付近の上空寒気が一層後退し、
晴れて比較的穏やかな気候になる日が多そう。
今年はうるう年のため、他の年に比べ、
季節がカレンダー日付に比べて1日進んでいる。
12月上旬以来、約3か月ぶりに
全国的に気温が平年を上回る可能性。
ただし、ずっと気温高めという感じではなく、
気温変化の波が大きく、寒暖差が激しそう。
陽気の変化に臨機応変に対応した売り場づくりを。
仕入としては、飲料や調味料、
チルド系デザート類などが
この時期の穏やかな陽気の日に
好まれやすいアイテム群。
この週末はいうまでもなく、
東日本大震災からちょうど1年を迎える。
昨年の3月は、気温が低めの日が多かったが、
今年はどうだろうか。
23日に気象庁から発表された最新の3か月予報では、
全国的に平年並みかやや高めの予想に
上方修正された。
気温同様、上げ調子でいきたい。
23日は暖候期予報も発表された。
公に発表される最初の夏向け予報。
それによると、今夏は「北並西暑」の天候分布予想。
地球温暖化によって太平洋高気圧の勢力は
強まりやすい環境となっているものの、
北極方面からの寒気の流れ込みや、
黒潮本流の流れなど、
北日本周辺は気温の上がりにくい根拠と
なりうる状況が予想される。
より詳しい内容は是非、
お問い合わせいただきたい。
<By 常盤勝美>