Nov.4週/ベースは西暖北冷の気温分布 Dec.1週/上空に強い寒気
【11月4週(11/21~11/27)の天候予測とMDポイント】
ベースは西暖北冷の気温分布
北海道と東北の日本海側では、
雨や雪の降りやすい天気が続く。
特に週半ばに北日本を覆う寒気はとても強いため、
かなりまとまった雪となるおそれがある。
それ以外の地方は天気が周期的に変化するものの、
すっきりとした晴天となる日は少ない。
24日(木)は低気圧のコースや上空寒気の具合などの条件が
ちょうど重なるため、
東日本の内陸部では雪の混じる可能性がある。
甲信地方や関東北部などの標高の高いところなどは、
季節外れの積雪にも注意が必要。
気温は北海道で低め。
東日本から西日本にかけては
上空寒気がどの範囲まで南下して影響を与えるかにもよるが、
週初めは高めで、週後半は平年並みかやや低めとなる。
24日(木)は東日本の太平洋側で気温がかなり低くなる予報。
勤労感謝の日を含む週に、冬物耐久財の販売数がピークを示す。
この頃までに冬物を買い揃える割合が多いため、
この後、冬物耐久財の販売数は頭打ち傾向となり、
消耗品中心の販売となる。
幸い、この期間は関東地方でも雪の可能性が予想されるほど、
北日本~東日本では寒くなるため、
鍋物など冬物の売場を特に強化したい。
反面、23日(水)、27日(日)と天気がぐずつく予想のため、
紅葉狩りや行楽などを想定したアウトドア関連商品(弁当用食材)は
イマイチ盛り上がりを欠く展開となりそう。
関東北部などでも雪対策商品の展開準備をした方がよい。
例年に比べてかなり早いため、急ピッチでお願いしたい。
【11月5週/12月1週(11/28~12/4)の
天候予測とMDポイント】
上空に強い寒気
北日本の日本海側では雪や雨の降りやすい天気が続き、
まとまった量となるおそれもある。
太平洋側の各地は乾燥した晴天となる日が多いが、
名古屋、大阪など一部の太平洋側でも雪雲が流れ込んで
一時天気ぐずつくことがある。
気温は全般に平年より低めの日が多い。
前週末からの強い寒気の影響で低温傾向が続く予想。
空気の乾燥も顕著になって来る時期であることから、
インフルエンザの流行規模がさらに大きくなると懸念される。
今年はすでに例年より早めに流行が始まっており、
流行の規模が非常に大きくなることに注意が必要。
手洗い、うがい、除菌の励行を。
食料品では鍋物食材が中心だが、
12月に入るとクリスマスの影響で家庭メニューが
洋風になる頻度が増える。
シチュー、ビーフシチュー、
そのための具材としての根菜類等も売場を強化しよう。
<By 常盤勝美>