[コラム] 8月のお天気ポイント
*****お知らせ*****
今回から、月最初の記事では、
当月のお天気傾向を解説します。
ぜひ、参考にしてください。
【8月のお天気傾向とMDポイント】
8月は1年の中で最も暑い時期を終え、
季節の進みにつれて気温が下がって行く期間(降温期)
のスタートにあたります。体温調整メカニズムも、
それまでの暑さに慣れるための体づくりから、
寒さに慣れるための体づくりに変化します。その劇的な変化は食ニーズ変化として現れます。
夏物(涼味系など)への関心が薄れて、
秋の味覚に興味を示します。まだ8月中は気温が高いため、
すぐさまホットメニューに嗜好が向くまではいきません。
サンマなど季節の風物詩的なメニューは、
気温が前日に比べておおむね3℃以上低くなり、
暑さが一段落したと感じられる日に
売上げを大きく伸ばしやすいです。例年、そのタイミングはお盆休み明け頃に訪れます。
準備をしておきましょう。それ以外には台風対策用の防災グッズ、
保存食系の売上げが高まります。また夕立・にわか雨が予想される日は、
雨の時間と強さ、降る時間の長さがポイントです。
夕立があっても、16時までに止むものならば、
客足などへの影響は比較的小さくてすみます。
しかし、それ以降まで降り続く雨ですと、
客足への影響が大きくなります。テレビの天気予報で
「大気の状態が不安定」という表現が聞かれたら、
夕立・雷雨が起こりやすい気象条件の証左です。
天気予報サイトなどをこまめににチェックし、
降る時間の確認をしてください。また、「雷三日」と呼ばれるように、
雷雨の発生しやすい状況は、3日程度は継続する
ことも覚えておくと良いでしょう。<By 常盤勝美>