Nov.3週/北日本ようやく雪のシーズン 4週/変わらず北暖西冷
【11月第3週(11/12~11/18)のお天気予測とMDポイント】
北日本はようやく雪のシーズン
北日本では異常な状況が続いている。
11月中旬になった段階で、
気象台測候所の中で
雪(初雪)を観測したのは稚内(10/19)のみ。
平年初雪観測日が10月23日の旭川では、
昭和2年に記録した最晩記録(11/13)を
更新する可能性すらある。
今夏~秋の北日本を中心とした高温を証明する
また新たな記録がつくられようとしている。
そんな北日本日本海側でも
ようやく本格的な雪シーズン到来。
偏西風の影響で北日本上空に
寒気の流れ込みにくい蛇行状況が続いていたが、
状況は少し変化し、ようやく北日本にも
徐々に寒気が入りやすい状況となってきた。
今週半ば~後半はようやく北日本の平野部でも
雪となるくらいの寒気が入り、
遅れていた北海道各地だけでなく、
東北北部の一部などでも初雪の可能性が高い。
ただ、気温水準としては
これでようやく平年並みかまだ若干高い。
西日本は引き続き、西回りに寒気が流れ込むため、
気温は平年より低めの日が多い。
さすがに初雪とまではいかないが、
内陸部では霜の降りるほどの寒さ(目安は4℃以下)
になる日もありそう。
今回の寒気の底は週後半。
ようやく鍋物料理食材一式の売り場で違和感がない。
ただちょっとだけ気を付けなければならないのは、
また週末になると天気が崩れるサイクルとなっていること。
土日集中型の店舗では、客足の伸び悩みで、
思ったほどの売上が作れない懸念がある。
また17日頃は、
しし座流星群のピークを迎えるが、
天気は黄色信号…。
【11月第4週(11/19~11/25)のお天気予測とMDポイント】
北暖西冷、状況は大きく変わらず
ここ最近、同じようなコメントを書くことが多いが、
それくらい、天候パターンの変化が小さい。
再三の記載だが、偏西風の蛇行が発生している場合は、
同じような天候傾向・気温傾向が続きやすく、
今回であれば”北暖西冷”の気温分布が続いている。
この期間も引き続き、
気温分布は北暖西冷パターンの予想。
西日本では冬物の伸びは順調だが、
北日本方面ではやや動きが悪いかも。
前週後半の寒気は、
今シーズン初の本格的な風邪の流行、
季節性インフルエンザの流行の始まりを
もたらす可能性がある。
インフルエンザの流行状況の確認は、
国立感染症センターのホームページにて
チェックいただきたい。
手洗い・うがいの励行で
体調管理をしっかりと。
<By 常盤勝美>