Jan3週/久しぶりの穏やかな陽気 Jan4週/再び猛烈寒波襲来か
【1月3週(1/15~1/21)の天候予測とMDポイント】
久しぶりの穏やかな陽気
今週は寒気の合間に入る。17日(水)には日本付近を低気圧が通過する。その後はまた冬型の気圧配置に戻るが、今回はそれほど強いものではない。
17日(水)は全国的に天気が崩れる。関東以西ではこの時期としてはめずらしく、しっかりとした雨となりそうだ。低気圧周辺で南寄りの風が強まるため、今回は北海道を除いた広い範囲で雪ではなく雨となる。
週末は再び冬型の気圧配置となるため、日本海側で雪となるが、まだ今週いっぱいは降り方はそれほど強くない。
久しぶりの穏やかな陽気となる。鍋物食材は一旦下火となり、春夏に支持されやすい揚物(フライ、天ぷら類)やパン類、中華惣菜などの比率を高めたい。
衣料品、日用品部門では、少し気が早いが春物のショーイングには好適な気象条件である。
なお週後半はまた徐々に寒さが戻るため、鍋物主体に戻すとよい。
ひょっとすると来週前半は関東など東日本太平洋側でも、雪の予報となる可能性があるため、その場合は長靴や耳あて、手袋、ブーツ、ソリ、除雪用アイテム(スコップ類)などの準備をするとよいだろう。
食料品ではホット飲料、肉類全般、簡便惣菜が重点カテゴリーとなる。
【1月4週(1/22~1/28)の天候予測とMDポイント】
再び猛烈寒波襲来か
週前半に日本の南を気圧の谷が通過。その後は強い冬型の気圧配置となる。
週前半の天気の崩れは、まだ規模が不透明。大きな天気の崩れとなった場合は、関東など東日本の太平洋側でも、まとまった雪に発展するおそれがある。天気の崩れの規模が小さければちらつく程度で終わる可能性もある。
その後は冬型の気圧配置となり、前回(10~14日頃)の寒気を凌ぐ規模の強い寒気が流れ込む。猛烈な寒さに注意したい。もしかすると今冬で、最も寒い1週間になるかも。
非常に厳しい寒さ。まずは寒さ対策のカイロの欠品に注意する。
この期間の低温で体調を崩したり、インフルエンザの流行規模が拡大したりするおそれがあるため、マスク、風邪薬、咳止めなどの展開を強化したい。
食料品では鍋物食材が主体になる。通常この時期は、すでに鍋物の販売のピークを過ぎている頃だが、それでもビッグセールスが期待できる。
衣料品部門では冬物の積極的なクリアランスを進めたい。今回の寒波がどこまで続くか分からないが、冬物衣料にとっては、実質今冬最後の需要拡大チャンスかもしれない。特にインナーの強化をするとよいだろう。
<By 常盤勝美>