Jan5週Feb1週/1日(木)の南岸低気圧の後、再び大寒波 Feb2週/低温続く
【1月5週/2月1週(1/29~2/4)の天候予測とMDポイント】
1日(木)の南岸低気圧の後、再び大寒波
冬型の気圧配置となる日が多いが、1日(木)は日本の南を低気圧が通過する予想だ。
その後、北海道を除いて再び大寒波に見舞われそう。「立春寒波」である。
1日(木)は東日本中心に太平洋側で天気が崩れそうだ。今回は雨か雪かの議論というよりはどの程度降るかの問題となる。
関東北部から東北の太平洋側及び東海地方はちらつく程度だろう。関東南部はうっすら積もるが22日(月)のような大雪の可能性は低い。四国や中国地方でも雨ではなく雪の可能性がある。
それ以外の日は基本的に冬型の天気分布である。日本海側では雪の降る日が多く、太平洋側は乾燥した晴天となるだろう。
気温は29日(月)一時的に冷え込みは緩み、平年並みに戻る以外は低めである。特に週末からはまた強い寒気に覆われ、厳しい冷え込みとなる。
北海道だけは寒気の中心から少し離れるため、冷え込みは限定的となる。
31日(水)は皆既月食が起こるが、現時点での予想では、あいにく見られない地域が多い。月食開始から終わりまですっきり見られるのは、東北~北海道の太平洋側の一部だけだ。それ以外は見られないか、もし見られたとしても雲の合間から時折観察できる程度となりそう。残念である。
低温傾向が続くため、鍋物料理中心の売れ筋なのは違いないが、体は寒さに十分慣れるメカニズムが備わっているため、鍋物に食べ飽きている消費者も多い。ポイントは香辛料摂取によってカンフル剤的に、代謝を高め体温を上げるメニュー。また葉物野菜や大根など相場高が続いているため、肉やきのこを使ったキムチ鍋などがイチ押しである。
衣料品部門ではインナーを中心に売場を強化したい。今季は冬物の消耗度が高いと想定されるため、あったか系インナーの、もう1回転を期待したい。
【2月2週(2/5~2/11)の天候予測とMDポイント】
低温続く
冬型の気圧配置となる日が多いが、場合によってはまたこの期間も半ば頃に、日本の南を低気圧が通過する可能性がある。
冬型の天気分布となる日が多く、日本海側の各地ではさらに積雪量が多くなりそう。太平洋側では晴天の日が多いが、週の半ば頃に雪の可能性がある。
気温は北海道を除いて低めである。非常に厳しい冷え込みが続くだろう。北海道だけは寒気の中心から離れた状態が続くため平年並みだ。
立春を過ぎて、これからの寒さは「余寒」と呼ぶ。ただ、まだまだ寒さ厳しい予想のため、春夏物のはっきりとした需要立ち上がりはまだ先となりそう。
食料品部門では、煮込み料理を中心としたメニュー提案をしたい。色々なバリエーションの、煮込み料理などはどうだろうか。
それ以外はカイロやマスクが引き続き堅調。そろそろ滞留在庫が気になり始める頃だが、例年よりは少し厚めの在庫を確保しておいても良い。
スギ花粉の本格的な飛散開始は例年より少し遅くなると予測する。
<By 常盤勝美>