Jun5週/梅雨前線は大きく北上 Jul1週/梅雨前線は日本海に停滞か
●6月5週(6/25~7/1)の天候予測とMDポイント
梅雨前線は大きく北上
梅雨が明けた沖縄地方は夏空が続く。奄美地方も25日(月)の雨がやみ次第、梅雨明けが発表される見通しだ。
週前半は太平洋高気圧の勢力圏内に入るため、ほぼ全国的に晴れる。
週後半、西日本と北日本では梅雨前線の影響を受けてぐずついた天気となる。東日本ではまだ太平洋高気圧の勢力圏内に残るため、まずまずの天気が続く。
気温は南西諸島でほぼ平年並み。ほかは、高め。
今週は一気に真夏の暑さになるところが多く、まだ暑さ慣れしていない身体にとっては、強烈なストレスとなる。熱中症患者が急増しやすい条件のため、スポーツ飲料、経口補水液、塩飴などの大々的な展開をしよう。
それ以外の食料品ではアイス、かき氷、焼き肉用肉やうなぎなど、盛夏需要が大きく高まる。欠品に注意が必要だ。
●7月1週(7/2~7/8)の天候予測とMDポイント
引き続き梅雨前線は日本海に停滞か
南西諸島では夏空が続く。
また東日本の太平洋側も太平洋高気圧の勢力圏内が続き、梅雨明けを思わせるようなまずまずの天気の日が多い可能性が高い。西日本と北日本は太平洋高気圧の外側を回る湿った空気が梅雨前線経由で流れ込むため、ぐずついた天気の日が多い。
気温は全国的に高め。
前週と比較し、状況に大きな変化はない予想だが、西日本~北日本の日本海側では、広く大雨となる可能性があり、災害発生レベルとなるおそれもある。防災グッズ、保存食、土のう、清掃用品などの売り込みを強化したい。
状況によっては関東甲信地方で梅雨明け発表の可能性もなくはないため、週間予報を見ながら発表タイミングを見極めたい。向こう1週間、雨の予報がなく、「晴ときどき曇」「曇ときどき晴」の予報ばかりが続くようであれば、気象庁としては梅雨明け発表を検討している意思表示でもある。
<By 常盤勝美>