Aug4週/2つの台風に翻弄される1週間 Aug5週/残暑、ぶり返す
● 8月4週(8/20~8/26)の天候予測とMDポイント
2つの台風に翻弄される1週間になりそう
この期間、すっきりとした晴天が予想されるのは、山陰から東北の日本海側と東北の太平洋側。それ以外は曇りや雨のぐずついた天気の日が多い。
台風19号は21日(火)夜に奄美地方を通過した後、東シナ海を北上する。九州を中心に荒れた天気となるだろう。
台風20号はまだ予報が流動的だが、23日(木)の夜から24日(金)頃にかけて、日本列島にかなり接近して上陸する可能性がある。特に危険なエリアは近畿~四国と考えられるが、全国的に警戒が必要だ。
また、週末は北海道で荒れた天気となるおそれがある。
気温は日によって多少の上下の波があるが、最高気温はおおむね平年並み、最低気温は高め。台風がもたらす南からの湿った空気の影響で、朝晩の寝苦しさが復活するところもありそう。
今週いっぱいは大部分の地域で厳しい残暑がぶり返すほどではないので、週前半は秋の要素を取り入れた中華惣菜や揚物系の提案がおすすめ。
問題は台風の接近。19号は日本本土に上陸する可能性は低いが、20号は上陸の可能性が高く、大きな被害が出るおそれあり。防災グッズや保存食、家屋修繕品、清掃用品など、欠品のないようにしよう。また台風接近の直前は買い置き用の食品や簡便惣菜などの展開も忘れずに。
週末以降は残暑対策として、焼肉用の肉などスタミナ系食材に切り替える。また、そろそろ在庫圧縮を兼ねて、熱中症対策商品(スポーツ飲料、経口補水液、塩飴など)も展開したい。
●8月5週(8/27~9/2)の天候予測とMDポイント
残暑、ぶり返す
秋雨前線に近い北陸以北の日本海側では天気がぐずつく日がある。それ以外は太平洋高気圧の勢力圏内に入り、晴れ間の見られる日が多い予想。ただし、台風19号、20号の影響でその後の大気の流れが大幅に変わらなければ、の前提付きではあるが。
台風のもたらした熱帯の空気に週前半は覆われるため、気温は平年並みか高め。その後も太平洋高気圧からの南風が入り、高めの気温が続く予想。前週までの低温傾向は、とりあえず解消の見通し。
焼肉やうなぎなど、スタミナ食材と熱中症対策商品の展開を引き続きしていこう。季節的に甘いものを好むころなので、チョコレートアイスやカットフルーツなどはいつも厚めの在庫を持っておきたい。
<By 常盤勝美>