Aug5週/北冷西暑 Sep1週/東~西日本での残暑続く
●8月5週(8/27~9/2)の天候予測とMDポイント
北冷西暑
週初め東北地方付近に停滞している秋雨前線が、週末に向けてゆっくり南下する。
秋雨前線の影響で雨が予想されるが、その時期がエリアによって異なる。北日本はずっと影響を受けやすいため、ぐずついた天気の日が多い。関東から九州にかけては週後半以降ぐずついた天気の日が多くなる。南西諸島は週前半を中心に風回りが悪く雨が降りやすい。
気温は平年より高めの日が多いが、秋雨前線の北側に入る地域では最高気温は平年並みだ。だいぶしのぎやすい日が多くなる。とくに北海道では低めのところもある。
北日本ではめっきり秋めいてくるため、売場にも積極的に秋物を取り入れて展開したい。
サンマはもちろん、きのこ、炊き込みご飯の素など、実需要が始まるエリアもあり、積極的に展開していきたい。フルーツ類全般もお客さまに秋を連想させるため、露出度を高めると良い。
関東以西は週前半を中心に厳しい残暑への対策が必要になる。焼肉用の肉など、スタミナ系メニューを中心に。週後半は、まだ気温高めでも前半と比べて気温落差があるため、秋の味覚系はまずまずの伸びが期待できる。
週前半と後半で売場に多少のメリハリをつけた展開をしたい。
●9月1週(9/3~9/9)の天候予測とMDポイント
東~西日本での残暑続く
天気図パターンに大きな変化はない。
日本付近に秋雨前線が停滞する。日本の南から太平洋高気圧が、北からオホーツク海高気圧が覆う。
秋雨前線に近いエリアでは雨の降りやすい日が多いが、場所の特定が難しい。可能性が高いのは東北から九州である。
ただ、太平洋側を中心に晴れ間の見られる日が多くなる可能性もある。微妙な情勢である。
気温高めの地域が多い予想だが、身の危険を感じるほどの暑さになる可能性は極めて低く、そういった意味ではお客さまは順調に秋を感じる可能性が高い。
年間定番系メニューを意識した売場づくりがおすすめする。それ以外はビールをはじめとした炭酸飲料、野菜ジュース、チルドのチョコレート関連菓子などが合いそうだ。
<By 常盤勝美>