【新春特別号】 2011年の天候と経済への影響を占う。
皆様、あけましておめでとうございます。
本年も変わらぬご愛読のほど、宜しくお願い申し上げます。
さて、毎年異常気象が頻発しているような気がします。
異常な状況が多くて、何が正常か
分からなくなってきてしまっている感じもします。
これこそ、地球温暖化などの影響と考えられています。
つまり高温/低温、多雨/少雨、日照り/日照不足など、
気象変動の振れ幅が非常に大きくなっていることで、
このような極端な気象現象が起こりやすくなっているのです。
昨年はご存知のように、記録的な猛暑でした。
一方で、3~4月は気温の低い状態が続き、
東京などでは4/17に観測史上最遅タイ記録の雪を観測しました。
今年も引き続き異常気象の発生しやすい状況に変わりありませんが、
どのような1年になるか占ってみます。
まず、初春はスギ花粉に悩まされることでしょう。
かなり少なかった昨シーズンから比べれば、
数倍にも多くなると予想されています。
春は記録的な低温だった昨年に比べれば、
まずまずの商売ができるのではないでしょうか。
課題は夏です。
昨年の記録的な猛暑の反動がどの程度商売に影響を受けるか。
小売では臨機応変なメニュー提案や売れ筋アイテムの
適時な見極めによって、やりくりできるとは思いますが、
食品メーカー側ではアイテムによって、
昨対比の振れ幅が非常に大きくなると考えられます。
近年、秋は高温傾向の年が非常に多いようですが、
今年はどうなるでしょうか。
冬の天候はエルニーニョ/ラニーニャ現象の発生状況を見極めて
事前予測するのが良いと思います。
今年も毎週月曜日、この2週間予報をチェックし、
短期的な売り場作りから中長期的なMD計画までの
参考にしていただければ幸いです。
宜しくお願い致します。
【お知らせ!!】
このような気象変化と経済動向の因果関係が読みづらい昨今、
自社の販売実績データに基づいたより精緻なMDを目指すため、
お客様の持つPOSデータと、気象データとの相関分析を行って、
皆様のお役にたてればと考えています。
①何℃になったら何が売れるか、自店舗のデータできちんと調べたい。
②冷夏時や暖冬時など、季節に逆行した陽気の日に
何を売ったら良いか、サジェスチョンが欲しい。
③店舗でのマニュアルように、温度別売れ筋商品表をつくりたい。
などのご要望があれば、是非お問い合わせください!
㈱ライフビジネスウェザー
常盤勝美