Oct.3週/台風、房総半島をかすめる? 4週/天気は周期的に変化
【10月3週(10/14~10/20)の天候予測とMDポイント】
台風26号、房総半島をかすめる?
台風26号はこの時期の台風らしく大型化している。
雨雲は日本列島をすっぽり包むほどのスケールで広がっている。
この台風は16日(水)の午前中、
偏西風に流され、房総半島をかすめるようにして進む見通し。
日本列島に接近する頃にはかなりの早いスピードで北東に進む。
影響時間は正味半日~1日程度と、それほど長くない。
ただし中心が最も接近するタイミングでは猛烈な風となり、
公共交通機関に大きな影響が出そう。
学校の休校・登下校時間変更措置も想定される。
雨は西日本で15日(火)、東日本で15日(火)~16日(水)昼前後、
北日本では16日(水)がピークとなる。
台風に向けて吹き込む風が冷たいため、
北海道大雪山系など標高の高いところではまとまった雪となるおそれがある。
台風が抜けた後は大陸方面から移動性高気圧に覆われ、
週末にかけてほぼ全国的におおむね晴天となる。
上空に強い寒気の南下がないため、気温ベースは平年並みか若干高め。
ただ、台風に向けて全国的に北~西の風が強まるため、
北のほうから比較的冷たい空気を引き込む形。
週後半にかけて気温の上がり方は鈍く、
台風一過、及びその翌日の朝は冷え込みが強まりそう。
週末にはまた気温平年並みかやや高めとなる。
鍋物食材の売上げは比較的順調の見通し。
おでん食材に関しては今が販売のピーク。
鍋物食材は販売を拡大する時期。
練揚物、鍋つゆ、長ネギ、白菜などの鍋用野菜、うどんなどの積極展開を。
北海道では雪対策の展開を早めよう。
大雪山系周辺など、台風によるイレギュラーな天候状況により、
大雪となる可能性がある。
【10月4週(10/21~10/27)の天候予測とMDポイント】
天気は周期的に変化。
気温は平年並みかやや高め。
台風により、上空の大気がかき乱される状況が続いている。
なかなか天候変化のシナリオが読めない状況。
日本付近を周期的に低気圧が通過するパターンとなる可能性が最も高く、
天気も3~4日程度の間隔で雨が降るサイクルとなりそう。
北日本の日本海側では低気圧が抜けた後も寒気の影響でしぐれの天気となるため、
晴れる時間は徐々に短くなる。
北海道道北・道央平野部でも初雪の頃。
特に強い寒気の南下はなく、気温は平年並みかやや高めの予想だが、
消費に大きな影響を与えるほどの高温の可能性は低い。
おおむね、この時期本来の天候変化を想定して良いと思われる。
ここ数年、この時期に木枯らし1号が吹くことが多く、
東日本~西日本でも冬間近を実感する。
朝晩の気温が10℃を割り込む日が多くなる。
気温が10℃を割ると、外出時に冬物コートを着るようになる。
食生活も、「あったか+カロリー・ボリューム」のあるメニューが好まれる。
こってり系のすき焼き鍋や牡蠣鍋などがピークを迎える。
あっさり系の湯豆腐などは徐々に登場頻度がやや減少していく。
<By 常盤勝美>