Oct.5週/おおむね晴天 Nov.1週/気温は平年並みに戻る
【10月5週(10/28~11/3)の天候予測とMDポイント】
この時期本来の天候変化、
全般におおむね晴天
台風27号・28号が日本列島から遠ざかり、
ようやくこの時期らしい天候変化パターン。
東西に連なる高気圧に覆われて、
東北~九州南部にかけてこの期間、おおむね晴天が続く。
北海道も週後半までは晴天の日が多いが、
週末は低気圧通過の影響で天気崩れる。
低気圧背後にちょっとした寒気があるため、
低気圧(前線)通過時は一時雷がなったり、突風が吹いたり、注意が必要。
また南西諸島もこれからの時期は北東貿易風が吹きやすくなる。
まだ、すっきりしない天気が続く時期ではないが、
徐々に曇りがちの天気の日が多くなる。
全般に気温は平年並みかやや高め。
偏西風の位置も徐々に平年並みの位置まで南下してきており、
極端な高温傾向は考えにくい。
特に強い寒気の南下は予想されていないため、
強い冷え込みになることもなさそう。
この時期、おでん・鍋物食材の売上げが、
シーズンピークに向けて一層加速度を増す。
例年であればこの時期、木枯らし1号が吹くタイミングでもあり、
需要の後押しとなる。
今年の場合、この週の中で木枯らし1号が吹く可能性はやや低く、
爆発的な需要の伸びや鍋物への売れ筋の集中が
見られるわけではないかもしれないが、
まずまずの売れ行きが期待できるはず。
この週末は文化の日を含む3連休。
ただ北海道では少し荒れた天気となる可能性があり、
それ以外の各地も雲の出やすい天気となる懸念がある。
連休中の天気予報を確認しながら、
行楽用品(紅葉狩りなど)の過剰発注には注意。
【11月1週(11/4~11/10)の天候予測とMDポイント】
気温は平年並みに戻る
太平洋高気圧がだいぶ勢力を後退させているため、
これからの季節、太平洋高気圧の勢力の強弱よりも、
北極方面からの寒気の吹き出し状況が
中長期的な予報をする際のチェック項目となる。
この期間、週後半に日本付近にやや強めの寒気が南下する兆しがあり、
週末の天候(気温傾向)に影響を与えそう。
北海道平野部でも初雪の便りが続々届く可能性が高い。
場合によっては
東京・大阪で木枯らし1号が吹いたと発表される可能性もある。
天気の変化はこの時期本来のパターン。
東~西日本では晴れる日が多く、
北日本では周期的に天気崩れる。
北海道札幌では、初雪平年日が10月28日だが、
3シーズン連続で初雪が11月にずれ込むことになりそう。
ただ、記録的に遅かった昨年の初雪観測(2012年11月18日)に比べれば早く、
この週のどこかで初雪となる可能性が高い。
それ以外にもまだ初雪を観測していない道内の各観測所でも
初雪の便りが届く可能性が高く、
北海道では本格的な雪のシーズン突入となる。
前週から特に積極的に強化を始めるべきだが、雪対策商品の販促強化を。
順調に行けば、東京・大阪では木枯らし1号を観測しそう。
つまり、本格的な冬到来を印象付ける現象。
売り場を冬物主体に模様替えするタイミング。
北西季節風が強まるにつれて、空気の乾燥度も一層増していくため、
乾燥対策アイテムの販促強化も忘れずに。
<By 常盤勝美>