Sep1週/週末日本の西と東に台風接近か Sep2週/引き続き秋雨前線の停滞が続く
●9月1週(9/2~9/8)の天候予測とMDポイント
週末、日本の西と東に台風接近か
日本付近に秋雨前線が停滞し続けるが、週後半にかけては活動レベルが比較的低くなる。
しかし週後半には、東シナ海方面を台風が北上する。また日本の南東海上からも台風が日本列島に接近する可能性がある。
秋雨前線による雨雲によって雨が降りやすいのは、東北~北陸および中国地方の一部が中心だ。それ以外の地方は雲が多めながら晴れ間の見られる日もあり、まずまずの天気となる。
週末は2つの台風が日本付近の西と東を北上する影響で、秋雨前線が刺激され、雨の降りやすい地域が増える。とくに日本の南東海上から接近すると予想される台風は、東日本にかなり接近または上陸する可能性もある。今後の動向に注目だ。
気温は全般に平年並みか高めとなる。東日本では引き続き残暑傾向だ。九州北部を中心とした西日本での気温の低い状態はほぼ解消する見通しとなっている。
今週末は西日本、東日本とも別々の台風の動きが気になる状況となりそうだ。そのため、防災グッズの意識が高い状態となる。
朝晩はまだ関東以西の太平洋側で熱帯夜の日が多く、寝苦しさは一朝一夕には解消しない。だが日中の気温は、先週までのように35℃近くまで上がることはほとんどなくなり、残暑の中にもだいぶ秋らしさを感じるようになる。
ステーキ、焼き肉など夏バテ防止のスタミナメニューを展開しつつ、揚物、煮物、スープ類など秋向けのメニューも積極的に取り入れていきたい。
●9月2週(9/9~9/15)の天候予測とMDポイント
引き続き秋雨前線の停滞が続く
東シナ海を北上した台風は温帯低気圧に変わった後、日本海から北海道方面に進む。日本列島付近は引き続き秋雨前線が停滞するが、前週に比べて位置は少し南寄りになる。
全般的に曇りや雨のすっきりしない天気の日が多い予想だ。とくに週前半は北海道で大雨となる可能性がある。ただ、秋雨前線の位置を現段階から正確に予想するのは難しいため、予報のブレが大きくなる。
気温は全般に平年並みか高めと予想されるが、どちらかというと下方修正となる可能性を含んでいる。
まだ不確定要素が多いため、残暑、しのぎやすい陽気、どちらにもある程度対応できるメニューで臨機応変にしていくのがベターだ。
おすすめメニューは中華総菜。温度帯で考えて比較的ストライクゾーンの広いメニューを提案するとよい。
9月13日は中秋の名月だ。秋雨前線の動向次第だが、今年は多少ネガティブな状況となりそうだ。9月7日(土)以降に、13日に向けた週間予報が発表され始める。それを参考にしてお月見に適した気象条件になるかどうかを判断し、関連商品の発注の強弱をつけていただきたい。
<By 常盤勝美>